武尊 逆転KOでONE初勝利! ロッタンとフェイスオフ「やっと向かい合えた。最高の打ち合いをして最高のKOを見せる」
「格闘技・ONE Friday Fights 81」(27日、バンコク) 武尊がタン・ジンとフライ級キックボクシングルールで対戦し、1ラウンドにパンチでダウンを奪われたものの、三日月蹴りで形勢逆転し、2ラウンドにパンチでKO勝ちを収めた。 2戦目でONE初勝利を挙げた武尊は「最高にうれしい。やっとONEで勝てました。勝ったのが1年半ぶりなんですよ。だからうれしさが違いました。勝ったことだけで本当に、本当にうれしい。ギリギリの判定でも勝ちたかったので」と打ち明けつつ笑顔。 1ラウンドのダウンを「フラッシュダウンみたいなもので、あまり効いてはいなかった。ちょっとびっくりしましたね。思ったよりスピード高くて」と振り返り、「おかげで盛り上がる試合ができたので、(観客への)良いあいさつになりました」と笑い飛ばした。 試合の鍵となった三日月蹴りは「狙っていました」といい、「意外とリーチが長くて最初入りにくくて、なのでコンパクトにって感じでした」と、試合中に修正したことを明かした。 KO勝利後は大歓声を浴び、「ONEルンピニー(スタジアム)の雰囲気はめちゃくちゃ異様というか、それは盛り上がる試合出るよねっていうお客さんの熱でした。最高ですね」と、興行の雰囲気にも好感を抱いたよう。 試合後は、一度は対戦が予定されていたONEムエタイ世界フライ級王者ロッタン・ジットムアンノンがリングインし、フェースオフ。ついに対戦の機運が熟し、武尊は「やっと向かい合えたなって。前回はロッタンがケガをして流れちゃったので。すれ違って、すれ違っていたのが、やっとこっちは準備できましたよっていう状態になれた」と思いを述べ、ロッタン戦では「格闘技人生で一番の打ち合いをしたいですね。最高の打ち合いをして、最高のKOを見せます」と誓った。