次の目標は「稲妻」。パリ五輪旗手・半井重幸が描くブレイキンの新時代 4位の悔しさ上回る感謝
―次の目標は。 「稲妻です。自分がそうであったように、ブレイキンに出合ったことで人生が、自分の生活が、心が豊かになり、生きがいや充実感が増したり、モチベーションが上がったり。そういう稲妻のようなものを一人でも多くの人に与えていきたい。プレーヤーとして活躍することも含まれているし、普及するための活動、次世代に直に教える機会を持つこと、テレビなどを通して魅力を伝えることなど、活動の範囲を広げて稲妻を走らせたい。せっかくブレイキンの新時代が幕開けした。どんどん盛り上げたい」 ―4年後のロサンゼルス五輪で実施されない。 「8年後はどうなるかまだ分からない。秘めている可能性は未知数で、もしあるならば、これから始まる新時代の次の新時代をつくっていけるかもしれない。その手前の4~5年、今からの期間は、自分たちの腕の見せどころでもあり、ブレイキンの魅力を証明するチャンスだと思っている」 ―9月上旬に自身がアンバサダーを務めて小中学生対象の大会を開催。
「せっかく多くの子どもたちが夢中になってくれるのであれば、ぜひともその子たちが仲間と一緒に全力で挑む目標があった方が絶対にいい。僕自身、パリ五輪があり、挑戦があったからこそ成長できた。僕たちが機会をつくらなければという気持ちがすごく強い」