【時系列でわかる⑤】総合病院で断水続く…重傷患者に十分な手術できず(1月5日午後11時更新)
【5日 午前】富山・高岡 ボランティアが砂撤去
液状化の被害が大きい富山・高岡市伏木地区では、災害ボランティアも参加してたまった砂の撤去作業を行っています。 4日から受け入れが始まった災害ボランティアも多数加わり、湿って重い砂をスコップなどで取り除き土のう袋に入れていました。
【5日 12:36】停電でテレビなど見れず 情報収集“困難”
石川県輪島市門前町では、大規模な範囲で建物などが崩壊しました。住宅も大きく傾いていて、さらに奥では電線が垂れ下がり道路も大きく崩れてしまっています。 輪島市には5日朝の時点でおよそ1万3千人が避難所に身を寄せていて、現在も大部分で停電や断水が続いています。市によると、避難生活の維持に必要な発電機やストーブの燃料が不足していて、高齢者の多い中、医療や看護体制が十分に確保できない状況だということです。 輪島市など奥能登では現在も携帯がつながりにくい状況が続いていて、停電の影響でテレビなどが見れず情報収集が難しいと声を上げる住民もいました。こうした中、自衛隊によって空路で物資が各地に届けられるなど、あらゆる方法での支援が広がりつつあります。
【5日 12:48】石川・珠洲市設置の地震計に不具合 緊急地震速報が最大6秒遅れる可能性も
気象庁によりますと、石川県珠洲市に設置している地震計では今月2日から不具合が発生し、地震データが入手できない場合があるということです。 気象庁によりますと、地震計のデータは1日の大地震でデータが送れなくなったため、衛星回線を利用して気象庁まで送信していますが、その通信状況が不安定になっていることが原因と考えられるということです。 この地震計のデータは緊急地震速報の発表に利用していますが、仮にこの地震計周辺を震源とする地震が発生した場合、緊急地震速報の発表が平常時より最大で6秒遅れる可能性があるということで、気象庁は現地に職員を派遣して調査を行い、早期に復旧させたいとしています。
【5日】予備自衛官ら最大100人派遣へ…医師や看護師など
自衛隊は5日から400人増強し、約5000人態勢で能登半島地震の救助・支援活動を行っています。 木原大臣は5日、岸田首相の承認を得て、被災地で衛生活動や生活支援などを行うため、医師や看護官を含む予備自衛官および即応予備自衛官、最大約100人に対する招集命令を発出したと明らかにしました。 招集された予備自衛官らは、給水支援や入浴支援などの活動に従事する予定です。木原大臣は発災から5日目となったことを念頭に「フェーズがどんどん生活支援等に移っていく。生活支援とは息の長い活動になるので、招集をかけてお願いした」と述べました。