大阪・松井知事が定例会見2月7日(全文1)万博、フランスの分まで頑張りたい
万博、日本の誘致に向けて、フランスに期待することとは?
NHK:NHK、【ヒコヤマ 00:06:59】です。今日、このあとフランス大使とお会いになられますけども、これが先か、ごめんなさい。失礼しました。今回、フランスがBIEの発表でも万博の誘致レースから降りるということが正式に発表があったようですけれども、今回、フランスが今度の誘致レースに向けて果たす役割というか、どういうところに期待をされますでしょうか。 松井:フランスが万博誘致に向けて? NHK:日本の、日本への誘致に向けて。 松井:ああ、だからそれは、今はフランス側は、これは辞退をされたばっかりなので、今後フランスがどういう形でこの万博の誘致に関与するかというのはまだフランスの国としてもそういう明確な方向性は定まっていないと、そういうふうに僕は思います。われわれとすれば、本当にフランスは強敵であり、フランスの掲げていたテーマっていうのも、これは未来にとって、地球の未来というかそれは人類にとって非常に重要なテーマでありましたから、われわれとしてはやっぱりすごく強敵だという思いをずっと持っていました。でも今回、事情により辞退をされるということが決定したのでね。 もう何度も言っていますけど、フランスのテーマも、われわれから見てこれはやっぱり地球の次の、未来の地球のため、未来の住民のためね、要は人間のために非常に重要な、いいテーマだったと思っていますんで、ぜひ、われわれのテーマと重なるところもありますんで、ぜひ、フランスのテーマというものも、われわれ、頭の中に置きながら、2025年の万博の具体的な計画を作っていきたいなと、こう思っています。 NHK:ありがとうございます。
万博、フランスに投票しようとした国々にどう働き掛けていくつもりなのか
毎日新聞:毎日新聞の【ネンブツ 00:09:35】です。今のに関連してなんですけれども、フランスのテーマっていうのを頭に置いて、中身に取り入れていくということになると、フランスとしてもわれわれの意をくんでくれたなということになって、それが実現してほしいなって思うのはちょっと期待できるんですけれども、フランスだけじゃなくて、フランスに入れようとしていた国々の票っていうところについては、これからどういうふうに働き掛けていきたいと思われますか。 松井:これはやっぱり国と国との外交のつながりの部分が非常に大事、BIEの、特にヨーロッパの国のね、そういう判断基準になると思いますから、そこはやっぱり政府の外交努力でね、今までフランスの支持が、そういう雰囲気の各国に、今回フランスが辞退されたんで、ぜひとも日本を応援してもらいたいということで、やっぱり政府が活動、活発な活動をするべきやと思いますね。 で、民間の各企業の方々の活動については、もう今週初めぐらいからパリに民間の皆さんの活動拠点をつくられて、今もうまさに活動をスタートされていますから。常駐で人を置いてね。そういう皆さん方、民間の場合は、そういう世界各国のそれぞれの国と、日本の企業というのは取引してるわけですから、そういう民間の皆さんのお力も借りながら、今までまだどこの国を支持しているか、明確にわれわれ把握しているわけじゃないですけども、どうもフランス寄りだなと、そう思われる、そういう国に対してはこの、フランスが残念ながら辞退をされたんで、やっぱり日本のテーマ、日本を支援してもらいたいということを要請していきたいと思っています。 毎日新聞:もし仮に今後フランスの関係者に会う機会が知事ご自身にあるとすると、そういった場合は知事からもフランスの関係者に日本への支持をぜひ他国に呼び掛けてくださいというようなこともお願いしたいなというふうに思っていらっしゃいますか。 松井:いや、今の時点でね、フランスの皆さんもやっぱりこれ、辞退することについてじくじたる思いを持たれているわけなんで、いきなり全面的にサポートって言ってもね、要は相手のお気持ちを思いやっていないような、そういうことになると思うんでね。今の時点ですぐにわれわれを支持してくれということで、フランスの力も貸してくれというよりも、やっぱり一緒にね、もう要は日本で開催するけども共同開催みたいなね、そういう思いで、フランスがやりたかったそういうテーマについても、われわれ、これ、中に取り入れていくんで、もう日本とフランスは長いお付き合いなわけだから、相手が辞退されたことをしめしめと思うんじゃなくて、そのじくじたる思いも、われわれもそれをもう、しっかりそういう思いも、われわれが共に持ちながらフランスの分まで頑張りたいと、こういうふうになればいいなと思っています。 司会:ありがとうございます。次のご質問お願いいたします。 【連載】大阪府・松井一郎知事が定例会見2018年2月7日 全文2へ続く