NPOサハリン協会、札幌で総会 国超えてつながれる場に
第2次世界大戦後、日本本土に引き揚げられなかった樺太(現ロシア・サハリン)残留邦人の帰国や生活を支援するNPO法人「日本サハリン協会」(東京)が12日、札幌市東区で総会と交流会を開いた。協会の斎藤弘美会長(67)は「サハリンにルーツを持つ人が、国に関係なく一つの家族となれるような場にしたい」と希望を込めた。 総会には永住帰国者など76人が出席。9月以降に予定する一時帰国者の支援を、新型コロナウイルス禍以前とほぼ同じ規模で行うことなどを発表した。昨年の3倍に当たる約60人の一時帰国を予定するという。