大島地域、過去最多の2万6919人 23年度鹿児島県スポーツ合宿実績
鹿児島県は28日、2023年度県スポーツキャンプ・合宿実施状況調査の結果を公表した。県外から訪れ、スポーツキャンプなどを行った延べ人数は前年度比13万743人(112・8%)増の24万6695人、実人数は5万1466人(241・2%)増の7万2807人となり、ともに1999年度の調査開始以降で最多となった。地域別では2万6919人(前年度比2502人増)だった大島など5地域が過去最多の受け入れ実績。奄美など県内各地を舞台に開催された「燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会」の影響で受け入れが大きく伸びた。 県全体の受け入れ団体数は前年度比576団体増の1436団体で過去2番目に多かった。団体別でみると、複数の区分で構成される団体などの「その他」が前年度の約7倍に当たる7万5828人で過去最多となり、「高校」が約3倍の6万409人。いずれも、かごしま国体・大会の開催効果で増加した。「プロ」「社会人」も過去最多の実績だった。 月別では、かごしま国体・大会があった10月が8万9583人で最も多く、例年プロスポーツキャンプが実施される2月と1月が続いた。 大島地域では5市町で受け入れ、自治体別では奄美市が1万7138人で最も多く、天城町7598人、徳之島町1913人、伊仙町195人、瀬戸内町75人だった。団体別では①社会人1万8169人②大学4129人③プロ2727人の順に多く、種目別では①陸上競技1万6504人②野球6466人③相撲1705人―となっている。
奄美の南海日日新聞