津市長、今年の漢字は「拡」 10大ニュース発表 三重
【津】三重県津市の前葉泰幸市長は23日、今年最後の定例記者会見に臨み、1年間の10大ニュースを発表した。1位はこども基金創設、2位は28日に開通を控える大谷踏切を挙げた。また、市長の考える今年の漢字も披露し、「拡」とした。 市長は「拡」を選んだ理由について、「大谷踏切の開通が一つの象徴だ」と述べ、「市民からは市は何も変わらないのではという冷めた見方もあったが、大谷の踏切が広がったんだから、次々に新しいことができそうだというムードも出てきた」と強調。「物理的な(踏切の)幅の広がりだけでなく、津市政が今の姿から大きくステップし、広がっていくという思いを込めた」と話した。 10大ニュースについては、市では1から10まで順番をつけているが、「感覚的なもので深く説明できるものではない」と釈明した。 一方、悪かったニュースも問われ、市上下水道事業局職員による詐欺行為を挙げ、「深い反省のもと、新たな体制づくりに取り組む」と再発防止を進める考えを示した。 津市の10大ニュースは次の通り。 1=こども基金創設▽2=大谷踏切開通▽3=パリ2024オリンピック・パラリンピック市出身選手の活躍▽4=災害時の受援体制の強化▽5=耕作放棄地を作らない市独自の農家への支援策始動▽6=その他プラスチックの再商品化を開始▽7=サオリ―ナなどネーミングライツ・パートナーを決定▽8=新北消防署開署▽9=安東コミュニティセンター開設▽10=エリアプラットフォーム「大門・丸之内 未来のまちづくり」の活動