サニックス旗中学生柔道大会、26日開幕 世界ジュニアを制した先輩の背中を追い、頂点を目指す福岡・敬愛
中学生年代が点取り方式の団体戦で争う「2024サニックス旗福岡国際中学生柔道大会」(西日本新聞社など主催、サニックスなど特別協賛)が26日、福岡県宗像市のグローバルアリーナで行われる。 ■「AI画像かと」阿部一二三の驚愕肉体美【写真】 今回から道場やクラブチームの参加が認められ、海外勢を含む男子70、女子45の計115チームがエントリー。3人制の女子は大会3連覇を目指す五條東(奈良)に地元福岡の敬愛などが挑む。5人制の男子は今夏の全国中学校大会(全中)を制した埼玉栄などを軸に熱戦が予想される。 2年続けて準優勝の敬愛は、昨年も出場した名嘉(2年)や全中2位に貢献した岩舘(1年)を中心に3年ぶりの優勝旗奪還を狙う。畑村監督は「チーム同士に力の差はない。勝負は気持ち次第だ」と頂点を見据える。 大会は試合ごとに選手の順番を変えられるフリーオーダー制で行われるため、対戦相手をにらんだ選手起用が可能となる。江上(2年)、樋口(1年)、西岡(同)も畳に上がる機会がありそうだ。負傷で欠場する主将の近藤(2年)は「自信を持って闘ってほしい」と仲間を応援する。 選手たちの目標は、同中の先輩で敬愛高3年の本田里來。今夏の金鷲旗高校柔道大会と全国高校総体でチームを団体2冠に導き、10月の世界ジュニア選手権では57キロ級で世界一に輝いた。同じ階級の近藤は「技だけでなく柔道に取り組む姿勢も参考になる」と憧れる。 優勝争いのライバルは、この1年で主要大会の団体戦を全て制覇している五條東だ。互いに順当に勝ち進めば決勝で対戦する。近藤は「地元の大会でリベンジを果たして来年につなげたい」と気迫をにじませた。(山崎清文)
西日本新聞社