◆東播磨 　◇ランナー刺し、投手助ける　田中慎二捕手（２年） 　選手の中で最も遠い加西市から、毎日約１時間半かけて自転車で通学する。秋から正捕手として全試合に出場。「すごく緊張するタイプ」と自己分析し、球場までの車中、一人心を落ち着けることに苦労しているという。福村順一監督は「遠方から通学している分、覚悟がある。緊張感が途切れないことが注意深いリードにつながっている」と評価する。 　センバツでは「視野を広くして冷静に試合に臨みたい」と、実戦練習では常に試合をイメージしている。最大の武器は「積極的に走者を刺す姿勢」と言う。投手が打者だけに集中できるようなプレーができる捕手を心がけている。 　打撃では「甲子園でヒットを打つ」ことが目標。攻撃でも勝利に貢献しようと、自主練習で素振りとウエートトレーニングに励む。最近は「スイングスピードが速くなり、打ち損じも減った」と手応えを感じている。 ……………………………………………………… 　（１）１７５センチ・６７キロ（２）右投げ、右打ち（３）加西・加西中（４）漫画を読む（５）すし／トマト ……………………………………………………………………………………………………… 　◆神戸国際大付 　◇強い責任感、攻守両面の要　西川侑志主将（２年） 　１年生の夏にベンチメンバーになり、秋の近畿大会からは外野手として先発に名を連ねた。 　２０１９年秋の県大会準決勝で明石商の中森俊介投手との対戦が印象に残っている。九回２死満塁のチャンスに代打で打席に立つも三振し、３－４で惜敗した。悔しさを糧に苦手の変化球を克服するため、打撃練習やウエートトレーニングに力を入れた。学校生活では大学進学を目指す特進クラスに所属し、文武両道を励む。 　生真面目で責任感の強い性格。前主将の信頼も厚く、新キャプテンを任された。今は捕手で４番、攻守でチームの要だ。 　４歳から１０年間習ったピアノが趣味。「ラジオ体操第一」や葉加瀬太郎の「エトピリカ」を弾くことが息抜きになっている。 　座右の銘「大器晩成」の刺しゅうが入ったグローブを使う。 …………………………………………………… 　（１）１７６センチ・８５キロ（２）右投げ、右打ち（３）神戸・舞子中（４）ピアノと囲碁（５）焼きそば／柿 ……………………………………………………………………………………………………… 　＜メモの見方＞（１）身長・体重（２）投・打（３）出身中学（４）趣味（５）食べ物の好き／嫌い 〔神戸版〕