バレーボール・迫田さおり 「心」
12月4日(月)元アーティスティック日本代表・青木愛がパーソナリティを務める「青木愛 スポーツ to you」(ニッポン放送・毎週月曜21:00~21:30)が放送。 ゲストは迫田さおり。 1987年、鹿児島県生まれ。 小学校3年生からバレーボールを始め、数多くの世界大会で活躍し、五輪には2大会連続で出場した。 2012年ロンドン大会では、28年ぶりのメダル獲得に大きく貢献。 2016年リオデジャネイロ大会は、5位に入賞した。 2017年に現役を引退。現在はスポーツ文化人として解説を始め、テレビ、トークショー、バレーボールクリニックなど様々な活動を行っている。 毎回ゲストに頂いている「リスナーの将来に活きるような、前向きで未来に残したい」とっておきの言葉『To you word』。 迫田の『To you word』は・・・
『心』 青木:一文字ですね。 迫田:そうです。現役の頃から大事にしている言葉です。バレーボールはみんなでボールをつなぐ競技ですけど、人と人との心もつながっていないと、応援してくださる皆さん、支えてくれる皆さんの心には響かない。ですので、誰かのためにだったりとか、そういう想いで決めた方が楽しいのかな、応援したくなるのかな、って思ったりしています。競技に限らず普通に生活していても心を常に穏やかに、前向きに生活したいって思っています。 青木:迫田さんの心、穏やかですよね? 迫田:全然。荒い、荒い。乱れまくりですよ。整えたい。 青木: サウナに行きましょう、整えましょう。 さらに今回、迫田は試合中にサインをどのように出しているのかを教えてくれた。 迫田:セッターからアタッカーには手で(サインを)出しています。 青木:そんなにガッツリ出すんですか? 迫田:相手には見えないよう、ちょっと腰のあたりで、とか。 青木:そういえば、腰の横で出しているのを見たことがあります。おしゃれ~、って思って見てます。ちなみにサインって覚えないといけないんですか? 迫田:覚えないといけないです。しかもめちゃくちゃ数があるんですよ。 青木:私は苦手で覚えられなさそうです。 迫田:自分のだけでいいんですよ、私みたいにアタッカーの場合。でもセッターは全員分。 青木:セッター、頭が良い…全部で何通りくらいあるんですか? 迫田:いや、もうめちゃくちゃに。何通りもあります。 青木:手で出せるものって限られてるじゃないですか? 迫田:そうなんですけど、とにかく量があるので、組み合わせたりもして。しかも試合中は短時間でやらないといけない。みんな、相手のサーブを見つつ、セッターのサインも見つつ、みたいな感じです。ラリーが続いた場合、アタッカーが口でセッターに伝える時もあるし、サインで出す時もあるし。やっぱり相手がいるスポーツなので相手の弱いところに攻撃をしていく、というふうに頭を使いながらプレーしています。だからセッターは相手のブロッカーを見つつ、自分たちはどういうふうに強い攻撃をしていくかとか考えています。 青木:セッターはまるで監督ですね。 迫田:はい。サーブが乱れたら、出していたサインがパーになることもあるので、アタッカーが呼び変えたりとか瞬時の判断が必要になります。
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