ほうれい線、二重あご、誤嚥予防。1ワークですべて網羅する「舌回し」【40代からの顔痩せ舌トレ】
長いマスク生活で口元を動かさなくなり、あるとき鏡を見たらたるんだフェイスライン、深くなったほうれい線に愕然……。そんな経験はありませんか?舌を意識的に動かすと美容面だけでなく、咀嚼・嚥下機能の低下を予防できて健康面でも効果あり。ヨガインストラクターの美都くらら先生が教える「舌トレ」を、エイジングが気になり始める40代から毎日実践してみましょう。 ◆動画で詳しいやり方を見る|ほうれい線、二重あご、誤嚥予防。1ワークですべて網羅する「舌回し」 ■豊かな表情は顔のエイジングケアの第一歩 顔のたるみの原因は、表情筋の衰えや凝り、姿勢不良、紫外線による肌弾力の低下、加齢など多岐にわたります。いずれにしてもこれらの原因で重力に抗えなくなった結果、たるみにつながります。日常的に表情を豊かにして顔を動かすことを意識し、加えて紫外線対策を行うようにしましょう。また嚥下機能が衰える理由としては、加齢や筋力低下が考えられます。舌は発音だけでなく、咀嚼・嚥下の過程でも重要な働きを担っているので、日常的に舌のトレーニングを実践しオーラルフレイル(口腔内の老化による機能低下)を防ぎましょう。 ■顔まわりの悩みを一気に解決する「舌回し」 今回のワークは、舌を大きく回すことで、あご下に位置する「舌骨上筋群」を鍛えます。この筋肉が強化されると口腔内の舌の位置が上がり、すっきりとしたフェイスラインに近づき、ほうれい線の改善や誤嚥の予防効果も期待ができます。また耳を横に引っ張ると、耳下腺リンパが刺激されて、顔まわりのむくみが取れてすっきりします。 ■■舌回しトレーニング 目的と効果:舌を回すことで舌骨上筋群を強化し、顔まわりのアンチエイジングを目指し嚥下機能の低下も予防。 ■■〈やり方〉 1.椅子や床に座り、人差し指と親指で耳の真ん中を掴む。肩が上がらないようにリラックスさせておく。 2.耳を心地良いと感じる強さで左右に引っ張り、舌をゆっくり右に3回回す。反対回しも同様に。 3.手を解放して口から大きく息を吐く。 ◆ポイント ・舌はゆっくり大きく回す。 ・ほうれい線をアイロンがけするイメージで程よく圧をかけて回す。 ・呼吸を止めずに行う。 〈プロフィール〉美都くらら先生 宝塚歌劇団を卒業後、ヨガ講師/インストラクターに転身。現在はYMCメディカルトレーナーズスクールにて全米ヨガアライアンスRYT200・500のティーチャートレーニングを担当。これまでに多くのヨガインストラクターを育成している。ヨガ・ピラティスを通して“自分を愛するやさしい時間 ”をモットーに、セミナー開催やイベント登壇、雑誌メディア出演など積極的に活躍中。
ヨガジャーナルオンライン編集部