<怪獣8号>テレビアニメ初主演の福西勝也 瀬戸麻沙美、加藤渉と熱い思いで話題作に臨む
--瀬戸さんはミナの幼少期も演じます。
瀬戸さん 女の子は、男の子よりも精神年齢が高く、お姉さんっぽく、気が強いイメージで最初は演じたのですが、「無邪気、可愛い感じで」「今の隊長としてのミナとギャップを見せたい」というお話がありまして、なるほど!と思って練り直したことがありました。
◇福西勝也 「画竜点睛」の見事な点になりたい
--福西さんはキャスト発表の際に「私がこの人生で経験してきた全てを力に変えて、カフカと共に駆け抜けていく所存」と熱いコメントを寄せていました。
福西さん 推敲を繰り返し、3日くらい考えました(笑い)。アニメーションで主人公を演じるのが初めてで、声優という仕事が、たくさんの方の共同作業、協力、気遣いの元に成り立っていると改めて感じています。「画竜点睛」という四字熟語がすごく好きなのですが、声優の仕事は、まさにそうだと思うんですよね。やれることは、膨大な作業の中の点なのですが、その点こそがみんな重要であると支えていただけます。こんなに支えがあって、大事な仕事ができることは、すごく誉れです。主人公という立場だと、その点がよりくっきり見えるところもあります。皆さんの協力があってできることですし、熱い思いで挑み、自分が見事な点になりたいと強く思っています。
--初主演のプレッシャーもある?
福西さん 正直、楽しい、うれしいが上回っていて、プレッシャーはまだ感じていないんです。上映会などで皆さんの前に立つと緊張はあるのかもしれませんが。
--カフカを演じる際に大切にしたことは?
福西さん カフカと自分は性格もそうなんですけど、どんくさい細かい動きがそっくりと感じるシーンがいくつかあって、台本を読んだ時に最初に出た時の声を台本に書き記そうとしました。元々、台本に書き込むタイプなのですが、「怪獣8号」はさらに書き込んでいて、ぐちゃぐちゃになっています(笑い)。
加藤さん 台本、すごいですよね。