<怪獣8号>テレビアニメ初主演の福西勝也 瀬戸麻沙美、加藤渉と熱い思いで話題作に臨む
福西さん すごい話だよね!
瀬戸さん 原作に触れたのはオーディションのお話をいただいた時でした、カフカが腐ってしまうか、腐らないかのギリギリのところから物語が始まり、私自身がカフカと年齢が近いところもあって、共感しましたし、読み進めていくうちに、先の展開が気になりました。
福西さん そうなんですよね。カフカは基本的に根が明るく、盛り上げるのが上手な人間ですが、それでもここまでパンチを受けまくると、独り言が暗くなってしまう……。自分も似たようなところがあって、勇気づけられるところがありました。
--加藤さんはキャスト発表の際のコメントでも自作のボイスドラマでレノを演じたことをつづっていました。
加藤さん 一緒にボイスドラマを作った友人に「僕、頑張るね!」という気持ちを込めて書きました。
--最初からレノにひかれていた?
加藤さん 第1話は、ツンデレ感があって、自分で言うのも恥ずかしい話なのですが、僕も性格が素直ではないところがありまして、キャラクターとして記号化するなら、ツンデレなんです。ただ、レノは、いわゆるツンデレキャラではないと僕は思っています。反省できる素直さがあり、若さ、うかつなところもあって、そこがまた自分と重なるところがあって、「怪獣8号」で一番演じやすいキャラクターだと受け取っていました。完全に自分と一致するわけではありませんが、自分のそういう部分を投影させて臨んでいます。
--レノの役作りのために挑戦したことは?
加藤さん やりかけたことになってしまうのですが、自衛隊の体験入隊に行こうと考えたことはありました。でも、スケジュールが難しくて断念してしまいました。作品ごとに、新しいことに挑戦しようとして毎回いろいろ試すんですが、絶対に普段はやらないことをやると、何かの役に立つだろうなって思いまして。僕は運動音痴で、体力もないので、いじめ抜いてやろうとしたのですが、難しかったですね。