関西学院大FW古田和之介に待望の公式戦初弾「取り組みを止めた日は1日もない」中学・高校で培ったメンタリティ
[12.14 インカレ決勝ラウンド第1節 関西学院大 1-2 大阪学院大 ひたちなか陸上] 【写真】「美人でスタイル良い」「ミニスカの美脚が…」欧州クラブのベンチに座る日本人グラドルに反響 「自分の取り組みを止めた日は1日もない」。Aチームに昇格した今季、公式戦でゴールのなかった関西学院大FW古田和之介(2年=履正社高)に待望の一発が生まれた。 古田は履正社高の3年時にキャプテンを務め、プレミアリーグWESTや全国高校サッカー選手権での活躍により高校選抜にも名を連ねた。関西学院大に進学した昨季はBチーム以下のカテゴリーが参加するインディペンデンスリーグを主戦場とし、決勝でゴールを決めるなどして全国優勝に貢献。2年生になった今季からトップチームで関西学生サッカーリーグに出場するも、18試合0得点と不本意な結果に終わった。 それでも14日の全日本大学サッカー選手権(インカレ)決勝ラウンド第1節・大阪学院大戦の前半32分、右サイドからのクロスをペナルティエリア内で受けると倒れ込みながら右足一閃。ボールはゴール左に吸い込まれ、トップチームでの公式戦初ゴールとなった。「結構ホッとした感じ」と話す古田は、結果がついてこない中でも実直に取り組み続けた日々を振り返る。 「めちゃくちゃ苦しかったですし、自分の中で何回も『もう無理なんかな』とかネガティブな気持ちになるときは正直めちゃくちゃあった。でも今シーズン自分の取り組みを止めた日は1日もないし、そこは自信をもって取り組んできたと言えるので、その取り組んできた成果が少しずつですけど結果になってきてるんかなというふうに思う。そこで腐らずじゃないですけど、マイナスの方向に行くのではなくてどんな状況でもプラスに頑張っていくところは良かったかなと思います」 そうした強い気持ちはこれまでのサッカー人生で培ってきたものでもある。ガンバ大阪Jrユース時代はFW南野遥海とFW鈴木大翔の強力アタッカーと共に戦う中で思うような出場機会を掴めず、選手権で飛躍を遂げた高校時代も中心選手になったのは3年生から。古田は「苦しい、試合に出られない、上手くいかないみたいなのは多分人一倍経験していると思うし、でもそこで取り組みを止めないのは自分の強みじゃないですけど、一つ良い習慣になっていると思う。どんな状況でも前を向いて自分のやるべきこと、やることをひたむきにやるというのは、もう身についていることかなと思います」と力強く話した。 全国舞台で待望の得点を奪ったが、チームは1-2で敗戦。日本一に向けてもう負けることはできない状況だ。古田は「相手がどこであろうと自分のできることをやって勝つことを意識して、とにかく勝ちたい」とさらなる活躍を誓った。