豊洲市場で初物の生ウニを高額落札 富山の寿司店オーナーシェフ『特別な体験はプライスレス』
富山テレビ放送
5日、東京・豊洲市場の初競りで大間のマグロに 2億円の値が付き、話題となりましたが 実は、富山の寿司店も「生ウニ」の初物を 驚きの高値で競り落としていました。 風呂敷に包まれた漆塗りの「玉手箱」。 おさめられているのは 北海道函館産のムラサキウニ。 出荷元の水産会社が扱う生ウニの中でも 1%しか取れないという 色よし、味よし、姿よし、三拍子そろった 超極上品です。 この特別なウニ、大間のマグロに 2億円の値が付いた豊洲市場の新春恒例 初競りで落札されたもの。 400グラムのウニが 過去最高値の700万円に次いで 400万円で競り落とされました。 その「2番うに」を落札したのが 富山市東岩瀬町の寿司店GEJOの オーナーシェフ、下條貴大さんです。 *下條貴大さん 「440万円です、税金入れて。 額にはびっくり驚いていますが 縁起物ということもあるので これで世の中も回ったり。 本当に貴重なウニを食べられる お客さんの喜ぶ顔がすぐに見られる、 お金じゃない、そんな感じです。」 下條さんが豊洲市場の初競りで ウニを手に入れるのは去年に続いて2回目。 費用は、この特別なウニを食べに来る 店の客が折半することにしていましたが 今年は予想以上の高値に 下條さんも手出しすることになりました。 1グラム1万円のウニ、お味は…。 *客 「甘くて とろけて こんな幸せ この世にあるんだって感じ、 とても美味しくいただきました。」 「かなり甘みが濃くて 特別感が ありました。貴重な経験をさせていただいて ありがたい限り、いい年になりそう。」 お客さんの口の中で一瞬のうちに とろけて消えたウニ。 でも、そのエピソードは永遠に残る。 下條さんは、今年も ウニがおさめられていた玉手箱とともに この特別なエピソードを 夢のような話のネタとして 客に提供するということです。 *下條貴大さん 「これ(生ウニが入っていた漆塗りの玉手箱)を 見たいという客が去年、買った時に多かった。 夢を与えられるかなと思う。 世界に発信できたり、これを持っていることによって 変わる運命が去年いろいろあった。 今年も買わせていただいて良かったです。」
富山テレビ放送