13年4カ月ぶりに貨物専用機 日航、国際物流大手DHLと連携
日本航空は19日、貨物専用機の運航を13年4カ月ぶりに再開させた。コロナ禍を経てネット通販の需要などが世界的に高まっていることを受け、さらなる発展が見込まれる航空貨物を事業の柱に加える狙い。国際物流大手DHLのグループ会社と連携する。復活の初便が成田から台北へ向かった。 日航によると、専用機はボーイング767を改修。成田と中部を起点にソウル、上海、台北を結ぶ。25年度までに3機態勢とする計画だ。 主な積み荷は、国内外で安定した需要が見込める医薬品や生鮮品。さらに日本からは化粧品など、海外からは雑貨や衣料品を想定する。日航は経営破綻した10年に貨物専用機を全面撤廃していた。