ドジャースの大谷翔平の会見は「カオス」と化した。ワールドシリーズを翌日に控えての「メディアデー」。選手全員が一つのブースを持って45分間、取材に応じる真夏の祭典「オールスター」方式で、大谷のブースは3、40人のメディアが集結し、カメラマンは立ち位置を争ってせめぎ合い、騒然となった。 ポジション争いで仕切り線を超えたメディアが、ドジャースの警備員トップに恫喝される一幕もあった。その1時間前に行われたジャッジの会見もメディアが殺到したが、大谷と比べれば平穏そのもの。大谷は両チームでも屈指の注目度で、日米メディアが一斉に集まって混沌とした。 質問も多岐に渡った。米メディアからは、「デコピンは来るのか、家族は来るのか」といった質問から、「宗教がどのような支えになっているか」という質問まで出た。慣れっこの大谷はそつなく応じ、「（デコピンは）体調が良ければくる」と笑わせ、信仰については「特にはない」と語った。
中日スポーツ
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