華やいだパリ伝え 高岡市美術館でロートレックとベル・エポック展、327点展示へ準備
「ロートレックとベル・エポック PARIS-1900年」展の開幕に向け、会場の高岡市美術館で17日、準備作業が行われた。ポスターを芸術の域に高めた画家ロートレックや、ミュシャ、ドガ、マネらの作品が展示された。 同展は、ベル・エポック(美しき時代)といわれる19世紀末から20世紀初めのパリで活躍した画家145人の作品327点を展示する。パリ万博とパリ五輪の開催で華やいだ1900年に焦点を当て、版画を中心に油彩、水彩画などをそろえる。 この日は8人が準備に当たった。レーザーで高さを合わせながら慎重に作品を展示し、照明を調整した。企画協力した創絵社(東京)の落合康滋社長は「ロートレックたちのポスターからグラフィックアートが始まった。現代でも通じる表現力を持った作家たちに注目してほしい」と話した。 18日にキャプションを掲げ、準備を終える。19日に開会式があり、20日に一般公開が始まる。会期は9月16日まで。同館開館30周年、北日本新聞創刊140周年記念事業。