1軍でも輝けるか…中日、ファームで躍動している選手(3)「2軍の帝王」からの“脱却”は
プロ野球の世界では、熾烈な一軍争いが繰り広げられる。昇格に向けては二軍での数字が判断材料になるだけに、ファームでの活躍が求められることとなる。また、若手選手にとっては、今季の二軍成績が来季の一軍起用につながるケースもあるだろう。ここでは今季ファームで躍動している中日ドラゴンズの選手を紹介したい。(※今季成績は9月13日時点)
石垣雅海
・投打:右投右打 ・身長/体重:181cm/88kg ・生年月日:1998年9月21日 ・経歴:酒田南高 ・ドラフト:2016年ドラフト3位 近年はファームで好成績を残し続けている石垣雅海。“二軍の帝王”と化しており、一軍の舞台で結果が欲しいところだ。 酒田南高から2016年ドラフト3位で中日ドラゴンズに入団。高卒1年目からファームで試合出場を重ね、高卒4年目の2020年には一軍でプロ初本塁打を放った。 翌2021年にはファームで79試合に出場し、打率.226ながらも9本塁打を記録。しかし、一軍では9試合の出場で打率.100(10打数1安打)と結果を残せなかった。 2022年には一軍で自己最多の50試合に出場して3本塁打を放つも、打率.162と確実性が課題に。さらに昨季は、一軍での出場機会は22試合と半減した。 プロ8年目の今季も、一軍では9試合の出場にとどまっている。一方、二軍では81試合の出場で打率.272、5本塁打、23打点とまずまずの数字を残している。 パンチ力のある打撃と、二遊間を中心に内野の全ポジションをこなすユーティリティー性は魅力だが、一軍ではその力を発揮できていない。
ベースボールチャンネル編集部