高校生が語学留学でNYへ 出発式で生徒3人を見送り 徳之島町
鹿児島県徳之島町の海外語学留学事業の出発式が19日、同町役場であった。米国ニューヨーク市に短期留学する高校生らと保護者、町職員ら約20人が参加。海外での生活に挑む若者たちを応援しながら、現地での体験を通した成長に期待した。生徒らは20日に出発し、8月5日に帰島する予定。同町の外国語指導助手(ALT)と町職員の計2人が同行する。 同事業はふるさと納税と奄振予算を活用して実施。語学力やコミュニケーション能力を生かしグローバルに活躍できる人材の育成を目指すのが目的。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年から3年間中断していたが、昨年に再開した。 今年留学するのは徳之島高校普通科の男子2人と女子1人。15泊17日の日程でホームステイや語学学校での学習に臨むほか、大学の見学や、現地に住む出身者との交流も予定している。 出発式で福宏人教育長は「皆さんが世界の中心の都市で学んだことを、これからの人生でどう生かしていくのか楽しみ」と生徒らを激励。生徒らを指導した3人のALTらも英語で応援のスピーチを行った。 生徒代表のあいさつで2年生の金子大耕さん(16)は、「現地ではたくさんの人と積極的に話して友人を作ることが目標」と語り、「将来の自分や町に還元できるようにいろいろなことを吸収して帰ってきたい」と意気込みを述べた。