【2歳馬ジャッジ】ダノンフェアレディが重賞を狙える高指数を記録 3億円ホース・スターウェーブも好素材
6月2日(日) 京都5R 優勝馬 キトンインザスカイ 指数-1 評価A
10番枠から好スタートを決め、内に切れ込みながら前へ。逃げてしまいそうな勢いだったが、がっつり抑えて内のエルモッソペンドロを行かせた。3角では同馬と1馬身半差の2番手。3~4角でもその差を維持して直線へ。ラスト2Fでも追い出しを我慢し、ラスト1Fで追われて先頭に立った。後続の追い上げも激しかったが、最後にもうひと伸びして1馬身半差で完勝した。 ラスト2Fは11秒7-11秒5。特筆すべき数字ではないが、レースセンスの良さ、最後にもうひと伸びしたバネには非凡なものを感じさせた。母メジロトンキニーズはダイヤモンドS2着など長距離で活躍。半姉クールキャットはフローラS勝ち。半兄トリオンフは芝中距離重賞を3勝と好指数で走ったレースも多く、噛み合えばGⅠが狙えた実力馬だった。芝1400mでデビューだが、地味ながら大きな成長力で、将来的には芝中長距離で本領を発揮する馬になっていきそうな気配を感じる。 ※パワーポイント指数(PP指数)とは? ●新馬・未勝利の平均勝ちタイムを基準「0」とし、それより価値が高ければマイナスで表示 例)ダノンフェアレディの指数「-8」は、新馬・未勝利の平均勝ちタイムよりも0.8秒速い ライタープロフィール 山崎エリカ 類い稀な勝負強さで「負けない女」の異名をとる競馬研究家。独自に開発したPP指数を武器にレース分析し、高配当ゲットを狙う! netkeiba.com等で執筆。好きな馬は、強さと脆さが同居している、メジロパーマーのような逃げ馬。
山崎エリカ