【2歳馬ジャッジ】ダノンフェアレディが重賞を狙える高指数を記録 3億円ホース・スターウェーブも好素材
6月2日(日) 東京6R 優勝馬 スターウェーブ 指数-5 評価AA
3番枠から好スタートを決めて先行したが、内外から前を主張する馬たちがいたので、それらを行かせてすっと折り合った。道中は先団馬群からやや離れた5番手を追走し、脚をタメて3角へ。3~4角では中目から楽々と好位列の直後まで差を詰め、直線序盤では外を狙ったが進路がなく、切り替えて内を突いた。狭い間をすっと割って抜け出すと、ラスト2Fではもう先頭。本馬の後ろから抜け出したカルデライトに内から迫られる苦しい形ではあったが、ラスト1Fでもうひと伸びして1馬身1/4差で押し切った。 この日の東京芝は超高速馬場でスタートしたが、後半になるにつれて徐々に時計が掛かる傾向。5R新馬戦の勝ち馬ミリオンローズもスターウェーブも上がり3Fタイムは33秒4。走破タイムではスターウェーブの方が優秀で、指数評価は必然的にスターウェーブの方が上となる。 また、3着以下にはしっかり差をつけており、当然このような着差をつけた勝ち馬は評価できる。セレクトセールで3億円の馬らしく、なかなか強いようだ。ただ、このレースでそこまで余力があったかどうかは現時点で評価が難しい。次戦についてはこの馬が持っている潜在能力次第。疲れを取り、差す競馬なら、一段階上の走りを見せる可能性を感じる。
6月1日(土) 京都5R 優勝馬 ダノンフェアレディ 指数-8 評価AA
スタート直後は外のショウナンザナドゥの方が速かったが、1番枠ということもあってハナを主張。スローではあるが、新馬戦特有の超スローというほどではないペースで逃げて、3角では2番手外のショウナンザナドゥと3/4差ほど。4角で同馬に並びかけられたが、直線序盤で追われると2馬身半まで差を広げた。それを目標に仕掛けたショウナンザナドゥにラスト1Fで半馬身差まで詰め寄られたが、3着以下には7馬身以上の差をつけての勝利だった。 当日4Rの同距離で行われた3歳未勝利戦が走破タイム1分32秒6に対し、この新馬戦が1分33秒8だからそこまで速いように感じないが、実は4Rは1勝クラス級の指数を記録したハイレベルな一戦だった。道中のペースは新馬戦の方が明らかに遅く、上がり3Fタイムは断然上。よって、この新馬戦は高指数評価となった。 2着ショウナンザナドゥはこの週に行われた他の新馬戦に出走していればどこでも勝てた計算で運がなかった。今回の上位2頭は当然、今後に大きな期待がもてる。ただ、どちらも新馬戦としてはちょっと頑張りすぎた感があり、今後の使われ方がカギとなりそう。疲れを取って万全の状態になれば、2頭とも重賞を狙える馬になるだろう。