写真：インテルはビセックの先制ゴールを守りきりウノゼロで勝利した

日本時間3月9日から12日にかけて、セリエA第28節の10試合が行われた。 9連勝中で首位を独走するインテルは、6連勝中の好調ボローニャとアウェーで対戦。週明けに行われるUEFAチャンピオンズリーグの試合をにらんでラウタロ・マルティネスを温存する中、序盤から主導権を握って攻め続けると、37分には左サイドからのクロスに走り込んだヤン・ビセックがダイビングヘッドを決めて先制に成功する。後半に入るとボローニャが主導権を握って攻め込む展開となったものの、インテルは守備陣が踏ん張ってゴールを許さず、そのままタイムアップ。リーグ戦10連勝を飾った。 【動画｜ハイライト】鎌田大地は60分から途中出場 ラツィオ vs ウディネーゼ 23/24シーズン セリエA 第28節 3.12 ユヴェントス vs アタランタの一戦は序盤からユヴェントスがゲームをコントロールしたものの、35分にデザインされたセットプレーからテーン・コープマイネルスがゴールを決めてアタランタが先制する。ユヴェントスは後半に反撃し、66分にアンドレア・カンビアーゾが同点ゴールを奪うと、その4分後にはアルカディウシュ・ミリクが左足のボレーを決めて逆転に成功する。しかしアタランタも粘りを見せ、75分にコープマイネルスが2点目を決めて同点に追いつく。その後スコアは動かず、2－2のドローに終わった。 エンポリをホームに迎えたミランは立ち上がりからボール保持率を高めて攻め続けると、40分には左サイドに抜け出したノア・オカフォーのクロスをクリスティアン・プリシッチが中央で合わせて先制に成功する。後半はエンポリがチャンスを作る場面もあったが、ミランは最後まで集中を切らさず1－0で勝利。ユヴェントスを1ポイント差で上回り2位に浮上した。 ナポリ vs トリノの一戦は、スコアレスで迎えた61分、フヴィチャ・クヴァラツヘリアが左からの低弾道クロスを右足で合わせてナポリが先制する。トリノはその2分後、左からのCKのこぼれ球に反応したアントニオ・サナブリアが見事なオーバーヘッドシュートを決めて同点に。その後スコアは動かず、1－1のドローに終わった。フィオレンティーナ vs ローマは点の取り合いとなり、フィオレンティーナの1点リードで迎えた試合終了間際、ローマのディエゴ・ジョレンテが強烈なボレーシュートを突き刺して2－2のドローに持ち込んでいる。 ラツィオ vs ウディネーゼは、スコアレスで迎えた後半開始早々の47分、ロレンツォ・ルッカのゴールでウディネーゼが先制すると、その2分後にマッティア・ザッカーニのクロスがOGを誘いラツィオが追いつく。さらにその2分後、オイェル・サラガのミドルシュートが決まってウディネーゼが勝ち越し、これが決勝点となった。ラツィオの鎌田大地は60分からピッチに立ち、ミドルシュートを放つ場面もあったが、得点には絡めなかった。 カリアリはエルドル・ショムロドフの2ゴールなどで最下位サレルニターナに4－2と勝利。サレルニターナはリーグ戦10試合未勝利と苦しい戦いが続いている。サッスオーロは1－0でフロジノーネに勝利。ジェノアとのアウェーゲームに挑んだモンツァは、2－2で迎えた80分、ダニエル・マルディーニがこぼれ球を押し込んで競り合いを制した。ヴェローナは1－0でレッチェを下し、シーズン開幕時以来の連勝を飾っている。

◉セリエA 第28節 結果

ナポリ 1－1 トリノ カリアリ 4－2 サレルニターナ サッスオーロ 1－0 フロジノーネ ボローニャ 0－1 インテル ジェノア 2－3 モンツァ レッチェ 0－1 ヴェローナ ミラン 1－0 エンポリ ユヴェントス 2－2 アタランタ フィオレンティーナ 2－2 ローマ ラツィオ 1－2 ウディネーゼ