那覇市役所内に「こども家庭センター」開所 切れ目なく子育て支援 保健師、助産師など常駐 沖縄
那覇市は20日、妊産婦や子育て世帯を切れ目なく支援する「こども家庭センターなは」を市役所2階に設置した。同日、開所式が行われ、開南こども園の園児らが歌を披露し、知念覚市長とくす玉を割って開所を祝った。 同センターには保健師や社会福祉士、臨床心理士、助産師など約52人の職員が常駐し、支援が必要な母親や世帯に関わるという。同センターによると、2023年度の親子健康手帳交付数は2273件で、うち面接や相談を受けた約39%の妊産婦に対して家庭訪問や電話相談などによる継続支援を実施しているという。 要保護児童対策地域協議会の職員も対応し、ヤングケアラーの対応や児童虐待の防止に努めていく。また、市内の学校や子ども食堂などと連携して情報を収集し、積極的にアウトリーチ型の支援を行うという。 知念市長は「全ての子どもが伸び伸びと成長できるよう、子ども支援や子育て支援に取り組む」と語った。 (嘉陽拓也)
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