【今朝の5本】仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース
英国債売り継続
リーブス英財務相が打ち出した大幅な支出拡大計画を受け、エコノミストはイングランド銀行(英中央銀行)のインフレ退治が長引く恐れがあると警戒感を示している。リーブス氏が示した追加借り入れや最低賃金の引き上げなどは、英中銀が目指すインフレ抑制にとっては潜在的な脅威となり得る。ゴールドマン・サックス・グループは今後2カ月の英中銀の連続利下げ見通しを撤回した。英国債は売りが継続。リーブス財務相の予算案はインフレ的だと見なす投資家が多く、英中銀が金融政策を引き締め気味に保つことを市場が織り込んだ。
アームに売り推奨
ソフトバンクグループ傘下の英半導体設計会社アーム・ホールディングスの米国預託証券(ADR)が8.5%急落。バーンスタインが投資判断を「マーケットパフォーム」から売り相当となる「アンダーパフォーム」に引き下げたことが嫌気された。目標株価は100ドルと、10月30日終値から35%余りの値下がりを見込んだ水準。アナリスト、サラ・ルッソ氏は「長期的な株式のストーリーはなお極めて魅力的だ」としながらも、年初来の大幅な値上がりを踏まえると「さらなる上値余地を見いだすのは難しい」と述べた。AI以外の収益の弱さも懸念しているという。
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