新型「GX」にも乗れた! “高級車ブランド”レクサスが提案する「アウトドアの新たな楽しみ方」とは? 「肝いりのキャンプイベント」は何が進化した?
今回の野外イベントのテーマは「もてなし過ぎないこと」
今回が2回目の開催となった「LEXUS OVERTRAIL CAMP」。初回との違いを尋ねると、プロジェクトリーダーであるレクサス事業企画部 コト事業室 グループ長の大塩典彦さんからは「もてなし過ぎないこと」という答えが返ってきました。
「初回は、参加して下さったレクサス車オーナーの皆さまを『とにかくもてなしたい』という気持ちがありました。ただし、キャンプのような野外イベントをより楽しんでいただくには、それだけではいけないと学びました。 そこで今回は、参加される皆さまがより自由に過ごせることを意識したコンテンツづくりを意識しました。その方が、参加するレクサス側のスタッフとのコミュニケーションも、より自然に楽しんでいただけると感じたからです」(大塩さん) 「LEXUS OVERTRAIL CAMP 2024」では、新たなコンテンツとして間伐作業見学や鹿の解体ワークショップが用意されました。 これらが設定された理由は、森林に人の手を加えることで実は森林の健全化が図れることや、野生の鹿の増加による獣害のために駆除された命をムダにしないなど、自然を守る活動を知ってもらうことにより、レクサスユーザーたちと豊かな自然を未来に残す取り組みをおこなっていきたいという思いからだといいます。 「今回は『もてなし過ぎないこと』を重視したとはいえ、これらプログラムは、お客さまと対話を重ね、自然との共生を考えた結果、創出したものです。今後もお客さまとコミュニケーションを図り、我々と皆さんで自然を考えることのきっかけづくりになるプログラムを展開していきたいと考えています」(大塩さん) ●レクサス車オーナーとコミュニケーションを図る 「LEXUS OVERTRAIL CAMP」は、レクサスインターナショナルが主体となって展開するものだけでなく、ディーラー単位での企画の取り組みも始まっているといいます。 その1回目として、2023年12月に「LEXUS OVERTRAIL CAMP byレクサス高崎・太田」が実施されました。同イベントは、ディーラーを主体としながらも、レクサスインターナショナルのチームも協力。自然との共生をテーマにおこなわれています。 今後も、レクサスインターナショナルが主催するものと各地のディーラーが主催するものの双方のイベントを開催していき、レクサス車オーナーと触れあえる機会を拡大していきたいと大塩さんは話します。 これらのキャンプイベントは、開発や企画などさまざまな分野でレクサス車に携わるスタッフが参加し、多くのレクサス車オーナーと時間を共有することで、コミュニケーションを図ることも目的のひとつとしています。 それは、各オーナーにレクサス車とレクサスインターナショナルに対する理解を深めてもらうだけでなく、顧客のニーズを把握する貴重な機会になっているとのこと。実際、今回もクルマやアウトドアなどさまざまなテーマについて語らう場が設けられていました。 * * * クルマ本体だけでなく、クルマを通じたコトづくりにも力を入れるレクサスの新たな取り組みであるアウトドア体験の「LEXUS OVERTRAIL PROJECT」は、その世界観を表現したモデル群「OVERTRAIL」の誕生により、今後、より加速していくことになるでしょう。 その先には、きっとこれまでとは異なるレクサスのラグジュアリーな世界観の広がりが待っているはず。「LEXUS OVERTRAIL CAMP 2024」は、そんなレクサスの新たな一面を知ることができた特別な機会であり、レクサスがイベントの参加者やレクサス車オーナーとともに、自然を守っていきたい、いっしょに未来をつくっていきたいと考えていることが感じられるイベントとなりました。
大音安弘