高速の大渋滞「乗り方」次第で「緩和できるかも…」ってマジ!? 明日から実践したい「スゴイ運転術」とは
実際に、車間距離を40m以上あけることによって速度が回復し、渋滞が軽減されたという社会実験の結果もあります。 渋滞していると、少しでも前へ進みたい気持ちが先走り、車間距離はついつい詰めがちになってしまいます。 そこであえて車間距離をとることで、車間距離が「クッション」の役割をはたし、前のクルマが大きく減速してもブレーキを踏むことなく(または踏む頻度を減らし)、速度を保って走行することができるというメカニズムです。 この適切な車間距離とされる「40m」を図る便利な方法としては、高速道路に設置されている車間距離確認区間を利用するのも良いですが、走行車線と追い越し車線の間の白線(レーンマーク)を利用するのもおすすめです。 レーンマークは8mの白線と12mの空白で構成されているため、白線と空白2つずつ分がちょうど40mということになります。 ただし車間距離の空けすぎも良くありません。 JAF(日本自動車連盟)によると、車間を空けすぎていると後続車が車間を詰める傾向があり、新たな渋滞の原因となるとのこと。 渋滞中や渋滞末尾では、ハザードランプやブレーキランプの断続点灯をするとともに、適切な車間距離をとることを意識するようにしたいものです。 ※ ※ ※ 適切な車間距離は、渋滞末尾への追突事故のリスクも減らしてくれます。 普段から適切な車間距離をとることは必要ですが、交通集中が予想されるときは特に「40m」を意識し、少しでも後続に渋滞を伝えない運転を心がけるようにしたいところです。
くるまのニュースライター 河馬 兎