「小石川後楽園」と「清澄庭園」で園結び 5月下旬から6月上旬に花菖蒲イベントを開催
花菖蒲（はなしょうぶ）の名所として、毎年多くの来園者でにぎわうのが、国の特別史跡及び特別名勝に指定されている「小石川後楽園」（東京）と東京都名勝「清澄庭園」。両園では、5月25日～6月9日の期間、花菖蒲イベント『花菖蒲がむすぶ 園結び』を開催する。両園とも例年5月下旬から6月上旬のこの時期に見ごろを迎えることから、それぞれ伝統芸能や演奏会などさまざまな催しを実施する。 まずは小石川後楽園。5月下旬から6月上旬にかけて約700株の花菖蒲が見ごろを迎える。その時期に合わせて、より近くで観賞できるように“菖蒲田”の脇に木道を設け、イベント期間中「花菖蒲を楽しむ」と題して来園者を迎える。そして5月25日には園内の“松原”で、伝統芸能公演「雅楽」を開催。花菖蒲を背景に、みやびな装束をまとった楽人が、笙（しょう）や篳篥（ひちりき）の調べに合わせて優雅に舞う。出演は多度雅楽会。5月28日には花菖蒲特別講座「花菖蒲めぐり」を開催。花菖蒲の専門家の話を座学と現地で聴講できる。場所は“涵徳亭”“菖蒲田”。園の開演時間は9時～17時。入園料は一般300円、65歳以上150円、小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料。 一方の清澄庭園。花菖蒲や紫陽花（あじさい）など、初夏の彩りが楽しめる季節には多くの来園客でにぎわう。庭園内に咲く花菖蒲が見ごろを迎える、5月下旬から6月上旬の時期に合わせて、「花菖蒲と遊ぶ」と題して催しを行う。6月2日には、江戸園芸と花菖蒲についての特別講座「江戸園芸とハナショウブ」を“大正記念館”で開催。5月25日、6月1日には同じく“大正記念館”で「花菖蒲演奏会」を開催する。また期間中、毎日、「花菖蒲写真展示」を“庭園入口渡り廊下”で行う。園の開園時間は9時～17時。入園料は一般150円、65歳以上70円、小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料。
