【速報 ツール・ド・フランス2024】カヴェンディッシュが区間通算35勝目で最多勝記録を更新/第5ステージ
サン=ジャン=ド=モーリエンヌからサン=ヴュルバまで177.4kmの平坦ステージ、この日もファーストアタックはかからず、6km程度進んだところでフアン・アユソ(UAEチームエミレーツ)とオイエル・ラスカノ(モビスター)が逃げに出るシーンも見られたが5kmくらいすると集団に戻った。 【ハイライト】ツール・ド・フランス 第5ステージ|Cycle*2024 途中シュテファン・キュング、クレマン・リュソ(ともにグルパマ・FDJ)、シュテファン・ビッセガー(EFエデュケーション・イージーポスト)がアタックするが抜け出すにはいたらない。リュソは再び飛び出し30秒以上先行したところでマッテオ・ヴェルシェ(トタルエネルジー)が飛び出し追いつき、2人での先頭グループが形成された。
無印峠を越え4級山岳はリュソが先頭通過、中央分離帯でレースリーダーのタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)があわや激突という場面もあったが間一髪で避けることに成功、しかし近くを走行していたペリョ・ビルバオ(バーレーン・ヴィクトリアス)、ネルソン・オリヴェイラ(モビスター)らは避けきれず転倒してしまった。
メイン集団の中間スプリントポイントはマッズ・ピーダスン(リドル・トレック)、ビニヤム・ギルマイ(アンテルマルシェ・ワンティ)の順でポイントを獲得、この時点で2人はポイント賞首位のヨナス・アブラハムセン(ウノエックスモビリティ)を追い抜き94ポイントで並んだ。
4級山岳で先頭2人を捕え、アブラハムセンが山頂を先頭通過、最後のスプリント勝負に備えて各チームは隊列を組み位置取り争いへ。アスタナカザクスタン チームが先頭でダウンヒルをこなし、アレクサンダー・クリストフ(ウノエックスモビリティ)は落車でバイク交換、中央分離帯でクリストフ・ラポルト(ヴィスマ・リースアバイク)が引っかかり落車。
この日もラスト5kmから救済措置のため、総合勢は後方に下がりスプリンターを擁するチームが前方に位置取る、3km地点にあるカーブに先頭で入らなければならない。ロット・デスティニーとアンテルマルシェ・ワンティが先頭を牽き、アスタナ隊列が2番目の位置で最後のコーナーを曲がり、幅の広い道路で後ろからアルペシン・ドゥクーニンクやアルケア・B&Bホテルズ、ウノエックスモビリティもあがってくる。
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