帝京大が3年連続10度目V FL青木恵斗主将「いいパフォーマンスでした」/関東大学春季大会
関東大学ラグビー春季交流大会(16日、帝京大60-7早大、早大上井草)最上位のA組は全国大学選手権3連覇中の帝京大が早大から9トライを奪い、60-7で圧勝。4勝1分けの勝ち点22として、3年連続10度目の優勝を決めた。早大は4勝1敗の勝ち点19で2位。東海大に40-38で競り勝った明大が同16で3位となった。 ゴールラインへの最短距離をまっすぐに突き進んだ帝京大FL青木主将が、早大のタックラーを跳ね飛ばす。1人、2人、3人…、4人目を吹き飛ばしてインゴールに飛び込んだ。後半36分、チーム8本目、自身3トライ目で駄目を押した。 この試合のテーマを青木は「昭和みたいですが〝気持ちと根性〟」だったという。「春はスコアが開くと満足してしまうところがあった。きょうは80分間、全員で気持ちを引き締めてプライドを出し続けた。いいパフォーマンスでした」と満足そうに振り返った。 自身は日本代表候補に選ばれ、タックルなど足りない部分を思い知らされた。イングランド代表戦(22日、東京・国立)の日本代表からは外れたが、前向きに「チーム(帝京大)と一緒にいられるのはいい。全てのタイトルをとりたい」と野望を口にした。(田中浩)