京滋大学野球の明治国際医療大学 たったひとりの女性部員が在籍！
去年、京滋大学野球リーグの１部に昇格した明治国際医療大学が、初めての秋季リーグを、チーム一丸となって戦っています。 苦戦が強いられていますが、前を向く選手の「想い」を見つめました。 明治国際医療大学のエースで４番、チームの大黒柱の杉本琉成選手は、まだ２年生です。 一時は、大学野球の名門・天理大学に入学しましたが、２年で中退しました。 【声】明治国際医療大学 杉本琉成選手（２年・京都成章高校出身） 「野球熱が冷めてしまった。 その中でやりたいことをやりたいと・・・。」 将来、救急救命士になりたい。 今、その夢に向かって勉学に励みながら野球に打ち込んでいます。 この日は、春季リーグで２年連続６１度目の優勝を飾った佛教大学との一戦です。 杉本選手は、２回に１点を失うものの、その後は全国レベルの強力打線を相手に、スコアボードに０を並べ試合を作ります。 １点を追う明治国際医療大学は、６回、ランナーを一人置き、福知山高校出身の２年、足立選手がヒットを放ち、ワンアウト、２塁１塁のチャンスを作ります。 ここで打席には、頼れる４番・杉本選手。 しかし、ダブルプレーでスリーアウトチェンジ！ 快音を響かせることが出来なかった杉本選手ですが、投げては、９回を粘り強く投げ抜きました。 味方のエラーなどで後半失点を重ねましたが、強豪、佛教大学相手と互角に戦えたことは、杉本選手の自信になりました。 【声】明治国際医療大学 杉本琉成選手（２年・京都成章高校出身） 「天理大学時代は、試合に出場できない選手だったが、京滋大学リーグの１部で投げさせてもらって、いい試合が作れていると思うので、そこはよかった。」 明治国際医療大学には、たったひとりの女性部員が在籍しています。 【声】明治国際医療大学 松園美優選手（４年・沖学園高校（福岡）） 「大会の規定上、試合には出場できないのですが、練習試合だけは出場させてもらっている」 ことし４年の松園美優選手は、公式戦に出場することはできませんが、雑務を担当しながらチームを支えてきました。 【声】明治国際医療大学 石田雅紹監督 「松園選手の存在は大きい。 一生懸命やる！」 【声】明治国際医療大学 佐藤樹コーチ 「チームにとっても指導者にとっても欠かせない存在です。」 【声】明治国際医療大学 松園美優選手（４年） 「女子だからという区別はなく認めてもらっている。 マネージャーではなく、選手と同じように接してくれる所が、私の支えになっている。 ここまで野球部員として続けられて良かった。 この秋リーグ戦が終わるまではチームを支えたい」
