うひゃー! テーラーメイドの「中古FW」 1万円以下のお宝ザックザクでマジ迷う
クラブメーカーと用具使用契約を結ぶツアープロでも、14本全てが同じメーカー製というケースは実は少ない。何本かは他メーカーのモデルを選ぶことも多く、中でもフェアウェイウッドにテーラーメイド製を入れる選手は多い。プロに愛される逸品たちを紹介しよう。 【画像】ジェイソン・デイのNEWボールに入ったマークは何? -2024年 ファーマーズインシュランスオープン
テーラーメイドのフェアウェイウッドの数々は、ヒット作の歴史でもある。1979年の創業後、元祖メタルウッドと言えるドライバー「ピッツバーグパーシモン オリジナルワン」を発売し、その後「ツアープリファード」を大ヒットさせた。 フェアウェイウッドでは1999年発売の「ファイヤーソール」、2001年の「200スチール」も流行。2003年発売から2005、2008年と3代続いた「Vスチール」は20年前後経った今も“名器”の名をほしいままにしている。
名器がズラリ 「Vスチール」、「RBZ」、「M2」は今も通用する?
確かに古いモデルは飛距離性能でいえば、最新モデルにはかなわない。それでも「Vスチール」の独特な打感とコントロール性は今でも十分通用する。すでに5000円を切っていて探すのが難しいが、リシャフトされているものが多く、結果的に上質なフェアウェイウッドを安く買えるかもしれない。「ファイヤーソール」も悪くないが、打感と音が独特で、発掘には困難を極める。 初代「RBZ」(2012年)はヘッド体積も大きく安心感がある。1万円を切る価格で見つかるだろう。初代「M2」(2016年)は、少し小ぶりのヘッドだが、まだまだ現役といえる使い勝手の良さが魅力。初代よりもヘッドサイズが大きい「M2」(2017年)も非常にバランスが良い。値段はどちらも1万円前後が相場だ。
プロに人気 ぶっ飛びチタンヘッドもオススメ
タイガー・ウッズが長く愛用してきた3Wは2020年発売の「SIM」。松山英樹が「マスターズ」や「ZOZOチャンピオンシップ」を制した際の「SIM2」(2021年)は、“初代”よりも少し小ぶりで、高い操作性からなかなか手放すことができない。ヘッドの大きさがちょうど中間に見えるのが、申ジエ(韓国)が愛用する「ステルス プラス」(2022年)だ。 どれもチタンヘッドでソールには比重の重い金属であるタングステンを使用。超低重心で飛距離性能も高い。価格は3つとも2万円前後とほぼ同じ。低重心だが慣性モーメントが小さいためミスヒットには少々シビアで、ボールが楽に上がるモデルではない。ハードヒッターはトライしてみてはどうだろう?