繊細な透かし彫り「白薩摩」 15代目の窯元・沈壽官の作品 クリーム色の生地が特徴的 来年1月22日~展示、福井市・西武福井店
FBC福井放送
薩摩焼の陶芸家による作品展が県内で初めて開催されるのを前に、福井市のテアトルサンクで12日、ドキュメンタリー映画の上映とトークショーが開かれ、越前焼の歴史の長さにも触れながら、工法の伝承の大切さを強調しました。 繊細な透かし彫りが施された作品は、クリーム色の生地が特徴的な陶磁器「白薩摩(しろさつま)」で、400年以上の歴史を持つ鹿児島県薩摩地方の窯元15代目・沈壽官(ちんじゅかん)の作品です。 トークショーでは、福井の伝統工芸・越前焼の歴史の長さにも触れ、伝統的な工法を伝えていく大切さを強調しました。 ■15代目 沈壽官 「薩摩焼の一番の魅力は生地の色。細かい細工もあるが、生地の色を生かす技法なので、トータルで見ていただければ」 展示会は、西武福井店で来年1月22日から28日まで開かれます。