中日・岡林勇希、打撃フォーム固めの秋 今季の後半戦からの”ダブルステップ”完成度高め「来季に生かす」
◇15日 中日秋季キャンプ(沖縄・北谷) 中日・岡林勇希外野手(22)が打撃フォーム固めの秋を過ごしている。今季の前半戦、打撃不振に苦しんだ背番号1は「この1年を無駄にせずに来年につなげたい」とコメント。今季の後半戦から取り入れた足踏みするように体重移動させる”ダブルステップ”の完成度を高めていく。沖縄・北谷での秋季キャンプ第2クール最終日となった15日はアグレドーム北谷で打ち込んだ。 同じ轍(てつ)を踏むわけにはいかない。「今季の成績は悪かったですけど、今年の失敗を無駄にしないで生かすためにも、どう来年につなげていけるかを考えてやっていきたい」。岡林は言葉に力を込めた。 今季は前半戦につまずいた。春季キャンプ中に右肩を負傷。実戦復帰した直後に1軍に昇格したが、打撃で苦しんだ。前半戦終了時点で打率は1割8分9厘。本来の姿とは程遠かった。 復調につながったのは打撃フォームの見直し。肩幅よりも両足を開いて重心を下げた構えから、右足を上げる前に1度右足に体重を乗せて右足を上げる形に変えた。体重を乗せた際は、体もやや投手寄りに動く。左足のかかとは浮き、まるで打席で足踏みしているようだ。体重が左足にしっかりと乗せられるようになると、岡林らしいヒットが増え始めた。「後半戦は打てるようになった」の言葉どおり打率は3割3分をマークした。
中日スポーツ