記憶から消したい…。リバプール、21世紀最悪の選手(9)ジェラードが最も嫌いな男
イングランドを代表する名門クラブであるリバプールには、これまで数多くの選手が在籍してきた。スティーブン・ジェラードらクラブ史に残る活躍を披露した選手がいた一方で、期待に応えられなかった選手も数多くいる。今回は、21世紀以降のリバプールにおいて期待外れな結果に終わった選手をピックアップして紹介する。※在籍期間、移籍金、通算成績は『transfermarkt』を参照
FW:エル=ハッジ・ディウフ(元セネガル代表) 生年月日:1981年1月15日 在籍期間:2002年夏~2005年夏 移籍金:1500万ユーロ(約24億円) クラブ通算成績:80試合6得点13アシスト エル=ハッジ・ディウフはリバプールサポーターの中で最も嫌われている選手の一人だろう。あまり活躍できなかっただけでなく、チーム内での秩序も大きく乱したことで知られる。 同選手は2002年に行われた日韓ワールドカップ(W杯)で、セネガル代表のベスト8進出に大きく貢献。この大会後に1500万ユーロ(約24億円)の移籍金でリバプールに引き抜かれ、1年目は右ウイング(WG)のファーストチョイスとして公式戦47試合で6得点6アシストを記録していた。 ところが2シーズン目の2003/04シーズンは公式戦33試合に出場しながら、まさかの無得点に終わるなど期待を裏切り、ドレッシングルームでは意見の食い違いからチームの象徴であるスティーブン・ジェラードと何度も衝突。ジェラードは後に執筆した自叙伝でも「ディウフが最も嫌いなチームメイトだった」と記しており、2人は犬猿の仲だったようだ。 結果を出せなかった上にトラブルメーカーとなったディウフは2004年夏に期限付き移籍の形でボルトンへと移籍。翌夏に完全移籍へと移行し、リバプールでのキャリアに終わりを告げた。
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