【バスケ】西地区7連覇に“黄信号”が灯った琉球ゴールデンキングス 「やり続けられない」今村佳太が語るチームに対する危機感とは
「カムバックできるかは自分たち次第」
琉球は最終節、5月4、5の両日に広島とアウェーで対戦する。広島は現在ワイルドカード(WC)1位ではあるが、WC2位の千葉ジェッツが1ゲーム差、WC3位のサンロッカーズ渋谷が2ゲーム差で迫り、WCのCS進出チームの確定も最終節にまでもつれ込んでいるため、両チームともに一戦たりとも落としたくない連戦となる。 琉球が1敗、もしくは2敗した場合は名古屋Dの結果次第で西地区の1位と2位が反転する。ただ、琉球は2連勝すれば自力での西地区7連覇が決まることや、名古屋Dの最終節となる佐賀バルーナーズ戦が一日遅れの5、6の両日に行われることもあり、他カードの結果うんぬんより自分たちの調子を取り戻すことが最優先事項となる。 今村も以下のように決意を述べた。 「カムバックできるかどうかは自分たち次第だと思っているので、ポジティブではない内容をどれだけ乗り越えていけるか。これからCSを戦っていく上では、それがすごく大きな壁だと思います。それを個人個人が理解しない限り、絶対に優勝はできないし、優勝はそんなに甘いものじゃない。この時期に言うことではないかもしれませんが、自分たちが何をしなきゃいけないかということにフォーカスしてやっていけたらなと思います」 琉球にとっての最大の強みは「我慢強さ」と「勝負強さ」だったはず。どんな相手に対してもハードなディフェンスを仕掛けて我慢を続け、最終盤の勝負どころで確率の高い3Pを決めたり、強力なインサイド陣がゴール下を制圧して勝ち切る。名古屋D戦と同様に激戦となることが予想される広島との最終節で、本来あるべき姿を取り戻せるか。CSの結果を占う意味でも、注目の連戦となる。
長嶺 真輝