ゴルフ場にある“持ち帰り禁止”のタオルを平気な顔してバッグの中へ… そんな迷惑客がいるってホント?
タオルを持ちかえってしまう不届き者は意外と多い
クラブハウスの浴室やコース内のトイレなど、ゴルフ場内にはバスタオルやハンドタオルが用意されており、多くの人が利用しています。 【画像】プレー中の遅延行為は絶対NG! あなたの周りにこんな“迷惑ゴルファー”はいませんか? 真っ白で肌触りも良いため、持ち帰りたくなる人もいるかもしれませんが、ゴルフ場のタオルはほとんどの場合、外への持ち出しが禁止されています。
ところが、一部の人は意図的にタオルを持ち帰ってしまうそうです。これについて全国でゴルフ場を運営する、東急リゾーツ&ステイの広報担当者は以下のように話します。 「洗面台の横に用意してあるハンドタオルはもちろん、浴室の脱衣所にあるフェイスタオルやバスタオルを持ち帰ってしまうお客様は、結構な人数いらっしゃいます。タオル置き場や回収ボックスの近くなど目に留まりやすい場所には『持ち出し禁止』と書いた張り紙を設置したり、リネン担当(タオル交換などを行う)のスタッフが巡回をして返却をしなさそうな方を見つけ次第、注意喚起を行ったりしています」 「私自身も、タオルを持ち出そうとしたお客様がいらっしゃったのでお声掛けをした経験が何度かありますが、駐車場で車を拭くのに使われてしまうなど、なかなか完全に抑止できないのが現状です」 声掛けをする他にも対策を考えているそうですが、経営面で壁があると話します。 「タオル1枚1枚にゴルフ場の名前を記載すれば持ち帰る人も減るかもしれませんが、そうすると単価が高くなってしまうので、ただでさえ安定的な経営が難しくなっているゴルフ場にとっては積極的に取れる策ではないといえます。持って帰られてしまうと新しいタオルを補充するのに余計な出費がかさみますし、予備が減って全てのお客様にタオルが回らなくなる恐れもあるので困っています」 実際問題ゴルフ場に限らず備品扱いにしているタオルを持ち帰ってしまう人は大勢いて「どのタオルも持って行って良い」と間違えて認識している人は非常に多いようです。 持ち帰られやすいタオルは、当然新品で状態が良いものなので、数が減っては新品を追加し、それをまた持ち去られるという悪循環で、利用客に提供できるタオルの質が悪くなってしまうといいます。
ボール拭きに利用してそのままも持ち帰るケースも
コース内のトイレで「ハンドドライヤー」の代わりにハンドタオルを常備しているところは現在でも非常に多いですが「手だけでなく顔も拭けたらいいのに」という要望に応える形で置いてあるのが本来の目的です。 しかし、「カートに用意されているボール拭き用のタオル1枚を4人でシェアするのが面倒だから」とトイレのハンドタオルでボールの汚れを落とし、使い勝手の良さから返却しないままキャディーバッグに入れて持ち帰る人もいるようです。 ゴルフ場のタオルは全て「消耗品」ではなく「備品」であるとともに、業者からレンタルしているものなので、使用済みのものは必ず返却しなければなりません。
ピーコックブルー