3000円ちょっとのタニタの「塩分計」のおかげで、塩分の摂りすぎがなくなって料理も上達した
料理をするとき、食塩や調味料、味噌などをついつい多く使ってしまいがちだ。 塩分過多にならないよう気を付けていても、塩味の感じ方は人それぞれ。客観的に塩分の量を調整するのはなかなか難しい。 【全画像をみる】3000円ちょっとのタニタの「塩分計」のおかげで、塩分の摂りすぎがなくなって料理も上達した 味噌汁などの汁物は、お椀によそって食べてみると味が薄すぎたり、しょっぱくなりすぎたりすることもある。 健康のためにも美味しさのためにも、過剰な塩分摂取は避けたいところだ。
タニタ社員食堂おすすめの「塩分計」
そんな問題をどうにか解決できないかと思い、タニタの「しおみくん」を購入してみた。 料理に差し入れて簡単に塩分量を計測できる塩分計だ。 種類は2種類あり、今回は「SO-303」というモデルを選んだ。 「しおみくん SO-303」は6段階で塩分量を示してくれるモデルで、細かく計ることはできないが目盛りの横に「うす味」「ふつう味」「から味」とガイドがあるので、直感的に塩分量を把握できる。 内容物は「しおみくん」本体、ボタン電池、電池交換に使うドライバー、取扱説明書だ。 電池寿命は1日5回の使用で約6カ月とのこと。電池切れの際はボタン電池「LR44」と交換できるが、電池交換にドライバーが必要となるので少し手間だ。
簡単に塩分量を量れる
使い方は簡単で、塩分量を計りたい液体のなかに先端のセンサー部を差し入れ、持ち手にある「ON」と書かれたボタンを5秒ほど長押しするだけ。 ボタンを押し続けると、計測値を示す目盛りが点灯する。 今回実験用に用意した食塩水では0.4~0.5%の「うす味」ということになる。
90℃まで対応で簡単に使える
実際に味噌汁を作って塩分量をチェックしてみた。 いつも通り具材を煮て味噌を溶かし入れ、よく混ぜる。 使用可能な温度は90℃までなので、沸騰した状態では使わないようにしたい。 また、粘度の高い液体や個体には使えないので注意だ。 火を止めてから「しおみくん」の先端を鍋に差し入れ、ボタンを長押しすると0.8~0.9%の目盛りまで点灯したので「ふつう味」という計測結果となった。 ボタンを押すだけなので簡単だし、結果もすぐに出るので忙しい調理中でも無理なく使えそうだ。
お手入れも簡単
使用後はセンサー部を水で洗い流してお手入れをする。 塩分量を減らしつつも濃い目の味付けにしたい場合は、出汁を多くとるなどして対応したいところ。 これまで味見はしつつも味噌の量はいつもなんとなく決めていたが、「しおみくん」のおかげで定量的に塩分の量が分かるようになり、日々の食事の塩分量に気を付けて生活できそうだ。 料理の味付けも上達して、健康にも近づけるアイテムだった。
森亮太