将棋のA級順位戦は6回戦が終了 4勝2敗が4人の混戦模様に
将棋の藤井聡太名人(22)=竜王、王位、王座、棋王、王将、棋聖と合わせ七冠=への挑戦権を争う「第83期名人戦・A級順位戦」(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の6回戦最後の一局、▲佐藤天彦九段(36)―△菅井竜也八段(32)が26日午前10時から名古屋市の名古屋将棋対局場で指され、午後10時21分に終局。菅井八段が98手で勝ち、今期A級での成績を2勝4敗とした。敗れた佐藤九段は4勝2敗となった。 【写真】第83期A級順位戦6回戦で菅井竜也八段との対局に臨む佐藤天彦九段=26日午前、名古屋将棋対局場、佐藤圭司撮影 A級順位戦は、10人のA級棋士が総当たりのリーグ戦で名人への挑戦権を争うトップリーグ。 6回戦終了時点での成績は次の通り(マル囲みの数字は今期A級での順位、マル括弧内の数字は年齢)。 【4勝2敗】(2)永瀬拓矢九段(32)、(6)佐藤九段、(7)佐々木勇気八段(30)、(10)増田康宏八段(27)【3勝3敗】(3)渡辺明九段(40)、(8)中村太地八段(36)、(9)千田翔太八段(30)【2勝4敗】(1)豊島将之九段(34)、(4)菅井八段【1勝5敗】(5)稲葉陽八段(36) 名人挑戦権を争う先頭集団は、4勝2敗の4人(永瀬九段、佐藤九段、佐々木八段、増田八段)となり、混戦模様となった。 今期A級順位戦は7~9回戦を残すのみとなった。各棋士は年明けから残り3局に臨む。 8回戦は1月28日、最終9回戦は2月27日に、それぞれ5局一斉に指される予定。(佐藤圭司)
朝日新聞社