若手声優陣が日替わりで登場!パフォーマンスユニットTWT『セント・メグル・タイム~ぼくらの時空転々記~』まもなく上演へ
パフォーマンスユニットTWT vol.13『セント・メグル・タイム~ぼくらの時空転々記~』が2024年8月23日(金) から9月1日(日) まで、東京・新宿シアタートップスで上演される。 【全ての画像】『セント・メグル・タイム~ぼくらの時空転々記~』稽古の模様 2014年8月に旗揚げされたパフォーマンスユニットTWTは、主宰の木村孔三が書くオリジナル作品から唐十郎やつかこうへい作品まで多岐にわたる作品群を年1~2本のペースで上演してきた。23年6月に吉祥寺シアターで上演した『SANADA XI』では2000人を超える動員数を初めて記録。今、急成長を遂げている演劇ユニットだ。 今回上演する『セント・メグル・タイム~ぼくらの時空転々記~』は、誰もが憧れる「タイムトラベル」が題材のSF風ロマンチック冒険譚。安藤里紗/長月明日香(Wキャスト)、植田慎一郎らキャストのほか、逢田梨香子、綾坂晴名、飯田ヒカル、鵜澤正太郎、岡田夢以、小松昌平、涼本あきほ、前川涼子、増元拓也、湊みや、峯田茉優、森永彩斗、由良朱合、吉武千颯といった若手声優陣が日替わりゲストとして出演する。 本番まで1週間ほどとなった8月某日、都内の稽古場を訪れると、キャスト陣が輪になって、声出しをしている最中だった。アイコンタクトを交わしながら、しっかりと腹から声を出す。きっと各現場でも行われている“基本動作”だとは思うが、熱量と声量と和気藹々とした雰囲気が感じられ、どこか青春真っ只中の部活のようにも見えた。 物語の冒頭、大学3年生の五十畑千翔(演:植田慎一郎)と、同じく大学3年生の真中真心(演:安藤里紗/長月明日香)が、千翔の母・五十畑弓子(演:ふじわらみほ)と共に、世界初のAIエレベーター試乗会に向かうシーンを中心に稽古を進む。 基本的にコメディタッチの日常会話で話が進んでいくが、「AI」や「タイムパトロール」などSF風の要素が随所に散りばめられており、先の展開が気になるところ。シーン稽古する中で、演出の四大海(劇団S.W.A.T!)と主宰の木村がそれぞれ気になる点を意見する。ただ、本番目前ということもあって、形はほぼほぼ出来上がっていたため、「もっとこうしたら面白い」といったブラッシュアップに向けたコメントが多かった。この日は、8月28日(水) 14時回にゲスト出演する森永彩斗も稽古に参加。最初はやや緊張している様子の森永だったが、いざ出番となると、自身の個性をうまく織り交ぜて役を演じきり、稽古場での笑いを誘う場面も見られた。これがまた本番でどう化けるのか、楽しみだ。 上演時間は約2時間(予定)。受付および開場は開演の30分前。未就学児童の入場は不可。一部公演でアフタートークあり。ぜひお見逃しなく! 取材・文:五月女菜穂 <公演情報> パフォーマンスユニットTWTvol.13『セント・メグル・タイム~ぼくらの時空転々記~』 公演期間:2024年8月23日(金)~9月1日(日) 会場:新宿シアタートップス