リヴァプールでアーノルドの“偽SB”は再び機能するか 手応え掴んだリーズ戦の6発大勝劇「これはうまくいくと感じた」
ゲームメイクの引き出しは増える
遠藤航、アレクシス・マクアリスターを中心に構成する中盤が上手く機能しているリヴァプールだが、まだ他にもプランはある。 2月より負傷離脱しているトレント・アレクサンダー・アーノルドが復帰すれば、右サイドバックの位置からアーノルドが中へ入ってゲームメイクするパターンも採用できる。 そのスタイルが再び上手くいくかは分からないが、何度か試して手応えを掴めたゲームもある。英『FourFourTwo』にて、アーノルドは昨年のリーズ・ユナイテッド戦で上手くいく感覚があったと語っている。 昨年4月のリーズ戦でリヴァプールは6-1と大勝を収めている。まだ遠藤もマクアリスターも加入していない頃のゲームではあるが、アーノルドはこの試合について次のように振り返っている。 「驚くほどうまくいった最初のゲームは、(昨年)4月にアウェイでリーズと対戦した時だったと思う。6対1で勝ったからね。あのゲームでは僕が最も多くのタッチ、最も多くのパスを出したと思う。すべてのデータを見たいね。僕がゲームをクリエイトできたと思ったし、『これはうまくいく』と感じた。6対1のスコアは、正しいことが出来たことを意味する」 今では若いコナー・ブラッドリーも右サイドバックとして定着してきたが、アーノルドの選択肢があるのも大きい。アーノルドの復帰でゲームメイクの引き出しが増えるのは明らかで、遠藤やマクアリスターたちと再びどう絡んでいくかも楽しみだ。
構成/ザ・ワールド編集部