あの「アマムダコタン」が“国内最後”の店舗で関西初進出! スペシャリテは生を超えるレア食パン(京都・烏丸御池)
「アマムダコタン」が人気を集めるのは、イタリアンのシェフだった平子さんが、料理人の感性で作る新しいコンセプトのハイクオリティなパンにあります。平子さんが手掛けたマリトッツォや生ドーナツなどは一大ブームを巻き起こしました。
京都店では福岡本店や表参道店の人気商品に京都ならではの限定商品を加えた約120種類がラインアップ予定。「まるで一皿の料理のような」といわれる具材があふれんばかりの総菜パンやスイーツパンを京都でも楽しむことができます。
訪れたら、ぜひいただきたいのは、京都店に向けて開発してきたという2種類のパン。一つは「レア食パン」。生ドーナツにも使われている同店オリジナルのブリオッシュ生地を1年かけて改良。粉の配合や発酵時間などを調整し、これまでにない食感を実現したといいます。パンに指が沈むほどフワフワな新食感に虜になる人が続出しそうです。
もう一つが「ぬれリュスティック」。ハードな外側ともっちりとした内側が特徴のリュスティック。可能な限り生地に含まれる水分量を高くし、見た目からは想像もつかないくちどけとしっとり感があるリュスティックを完成したそう。まさに“進化系リュスティック”ともいうべきパンです。
ドリンクには、世界中に愛好家がいる京都発のスペシャルティコーヒーブランド「% ΔRΔBICΔ(アラビカ)」のコーヒー豆を使用。平子オーナー自らが、自身が作るパンに合う豆を選んで提供しています。
「アマムダコタン」はどんなに人気になろうとも、職人の手作りにこだわり、パンだけでなくソースや挟む総菜もすべて店舗で手作りしています。そのため多数の店舗展開とはなりません。
「私たちが今まで培ってきた、経験、技術、繋がり、全てを表現した最後の出店に相応しいお店ができました」と語る平子シェフ。また一つ、古都に名ベーカリー誕生の予感がします。
amam dacotan 京都
住所: 京都府京都市中京区骨屋町141
文:小田中雅子