シースルーにノーパンツ、「ブラ見せ」スタイルまで?!2024年の注目トレンドを一挙公開
ピーチ・ファズ パントン(PANTONE)が発表した2024年のカラー・オブ・ザ・イヤーは"ピーチ・ファズ"。シャンパンを思わせる、ピンクっぽいオレンジ系の色合いだ。ふんわり優しくて幸せな気持ちになれるカラーが、2024年春夏コレクションに早くも登場。着てみたくなる。例えばガブローシュキャスケットと合わせたシャネルのツイードスーツ。あるいは、「16Arlington(シックスティーンアーリントン)」では1990年代風のライトなシースルートップを見かけた。 バイカージャケット バイカージャケットは、2023年春夏のコレクションやストリートで主役だった。1年経った今もレザージャケット人気は健在で、2024年春夏コレクションの多くに登場している。自信を持って着こなすためには、いかにも"バイカー"風のシルエットは避けよう。例えばアクネ・ストゥディオズで見かけたような、つややかな栗色の革ジャケットや、スーツのパンツに合わられる超シックなバージョンを選ぶといい。要はバイク乗りのベーシックアイテムをオフィスのファッションコードに適応させることだ。 クワイエット・ラグジュアリー 2023年の"クワイエット・ラグジュアリー"トレンドの代表的ブランドのひとつがロロ・ピアーナだ。高級カシミア製品、そしてロゴのない小物。正確なカッティングと確たるミニマリズムのラグジュアリーなアイテムが、コーヒーカラーの控えめなワードローブとして穏やかに登場した。2024年においてもクワイエット・ラグジュアリーはちっとも古びていない。女優のジェニファー・ローレンスなど、控えめファッションを好む人々の間でしばらく前から人気の「The Row(ザロウ)」のコレクションがその例証だ。 ボトムなし(ノーパンツ) 2024年、ズボンはもういらない。これからは、ショーツだけでいい。2023年に世間が騒然となった大胆なファッションはセレブたちを魅了し続けている。スカートもなし。ショーツだけ。刺繍やロゴをあしらってもいい。12月29日には、クリッシー・テイゲンがこのトレンドに挑戦し、夫ジョン・レジェンドに伴われてブラックベルベットのキュロットパンツにシースルーのブラウスで登場した。 リボン ソフィア・コッポラ監督の映画『プリシラ』、ラナ・デル・レイの最新アルバムのジャケット写真、そして2024年春夏コレクションでも多くみられたように、2023年はロマンチックなリボンが飛び交った年だった。シャネル、キャロライナ・ヘレラ、ジャンバティスタ・ヴァリの2024年春夏コレクションで見られたように、服にもリボンが多用され、コケティッシュな印象に。髪飾りとして、あるいはシューズやベビードールドレスにと、2024年にリボンは遍在するだろう。 フロントカットアウト 胸元を大きく開けたプランジングネックとは一味違うのがフロントカットアウト。2024年春夏コレクションで多く見られたこのディテールは、胸元にシャープで正確なカットアウトが入り、バストの存在を示唆しているのが特徴。パーティードレスとして、あるいはデイタイムにエレガントな雰囲気を出したい時にぴったりだ。アレキサンダー マックイーン、クロエ、フェンディの2024年春夏コレクション等に登場したことでもわかるように、これは最近のファッションショーでも注目のディテールなのだ。 主役となったランジェリー シャツのボタンを外してブラジャーをチラ見せするのはもう慣れた。2024年、ランジェリーはさらに進化し、ストリートに飛び出す。アルベルタ フェレッティでは、シャツをはおった下にレースのブラジャーをタンクトップ代わりに着用。ドルチェ&ガッバーナはさらに大胆に、2024年春夏コレクションでトータルルックを提案した。寒がりの人向けに、ガーターベルトも揃っている。