“王者”にあるまじき3敗目…レアル・マドリード主将MFモドリッチ「PKすらも活かせなかった」
レアル・マドリードの主将MFルカ・モドリッチが、27日のリヴァプール戦を振り返った。同日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。 “王者”にあるまじき3敗目を喫した。チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェイズの前半戦4試合を2勝2敗とやや低調気味の中、レアル・マドリードは第5節でリヴァプールと対戦した。が、試合は1点を追いかける展開になると、PKで同点にするチャンスが巡ってくるも、『アンフィールド』の雰囲気に呑み込まれたか、FWキリアン・エンバペが失敗。終盤には追加点を許して、このまま0-2で敗北。24位にまで後退しており、決勝ラウンドへのストレートインとなる8位との勝ち点差は『4』となっている。 試合後、レアル・マドリードの“重鎮”であるモドリッチは「僕たちは、チャンピオンズリーグで3試合も負けることに慣れていない」と吐露しつつ、「リーガでは直近2試合で勝利を収めていたから、その調子をチャンピオンズリーグでも継続したかった。改善しなければならないことは分かっているし、それに努めていくつもり。3敗目は辛いことだけど、まだ勝者が決まったわけではない。自分たちに自信もある」と巻き返しを誓った。 また、試合を振り返ったモドリッチは「リヴァプールの勝利は妥当だと思う。前半は良いプレーができたけど、攻撃が物足りなかったし、後半は相手に上回られた。すべてが変わったかもしれないPKすらも、活かせなかったわけだしね」とコメント。 続けて、そのPKを失敗した他、今夏に鳴物入りで加入したものの、ここまで期待されたパフォーマンスを発揮できていないFWキリアン・エンバペについては「彼がトレーニングに対して、熱心に取り組んでいるのをよく見かける。ときには、物事が望むように進まないこともあるだろう。僕たちは、彼を信頼している」と強調。さらに、「マドリーでの1年目は、決して簡単ではない。ここでプレーするのはいつだって複雑なんだ。ただ彼は偉大な選手であり、ここ数年における世界最高の選手のひとりでもある。僕たちからの信頼を得ているし、このような状況を脱却する術も知っているはず」と明かしている。 まさかの黒星が先行となったレアル・マドリードの次なる対戦相手は、5位につけるアタランタ。仮に敗れれば、上位8チーム以内は絶望的となる可能性もあるが、何度も何度も、逆境を跳ね除けてきた“マドリディスモ”を呼び覚すことはできるのだろうか。
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