吉本新喜劇・島田珠代(53)「高校2年生で吉本入り」女を捨てようと覚悟したあの日
ダウンタウンの番組で見いだされ、吉本新喜劇で観客を爆笑の渦に巻き込む島田珠代さん。10代でお笑いの世界に飛び込んでからの芸人人生を振り返ります。(全4回中の1回) 【画像】胸元が開いた水着を着た珠代さんの妖艶な姿「こんな一面も!」(全9枚)
■小4から皆を笑わせるタイプ「高2で訪れた転機」 ── 島田さんは大阪・心斎橋の2丁目劇場で芸歴をスタート。新喜劇に移ってからは、座長の今田耕司さん、東野幸治さんを相手に、客席をわかせたそうですね。 島田さん:宇宙から来た、白タイツにブルマ姿の王子役の今田さんの足にすがりついて、ふと顔をあげて股間を「チーン!」って指ではじいてみたら、大阪のおばちゃんたちが爆笑してくれました。
東野さんに当時すごく憧れていたので、本気で東野さんを好きな役を演じたとき、思わず心の声が出てしまって「ワ~オ!」って叫んだら大爆笑。 両方とも定番化して、いまでもやってます。お二人は私にとって神様みたいな存在で、本当によく励ましてもらい、助けていただきました。 ── 島田さんのハイテンション、かつ体当たりの動きやギャグには衝撃を受けました。私の娘もよくマネしています。小さいころから、人を笑わせるのが好きだったのですか?
島田さん:幼稚園のころは、家ではペラペラよくしゃべって物マネなどをしていたのですが、外に行くとまったく言葉を発しない子でした。4歳から書道を習っていたので、当時の私は「書道の先生になりたい」とまわりには言っていました。 でも、小2のときに転機が訪れて、学校の書道の授業で先生にすごくほめられたんです。「島田の字はすごい、みんなもこういう字を書け」って。そこから学校でもしゃべるようになりました。 小3からは、夜7時くらいには玄関の外に出て、手を空に向けて、一番キラキラ光っている星に向かって「お笑いをしたい」ってお願いをしていました。小4からは、家での物マネを学校でも披露したりと、まわりを笑わせてました。
── お笑いの世界に入ったのはいつですか? 島田さん:高2のとき、ダウンタウンさん司会の『4時ですよ~だ』の素人参加コーナーで2回ぐらい優勝したんです。 そうしたら、常設劇場(心斎橋筋2丁目劇場)イベントのレギュラー権をかけた「オーディションがあるから出てみないか」と言われて。受けたら100組くらいの中の5組に選ばれ、17歳で吉本に入りました。 ── 『4時ですよ~だ』は伝説的番組で、私もよく観ていました。女子高生でデビューですか!