【老後貧乏を防ぐために】50歳代60歳代の人が避けたい「もったいない」買い物5選
老後に備えた正しいお金の使い方とは
老後に備えた正しいお金の使い方は「60歳代で多くのお金を使い、次第に使う額を減らしていく」方法が考えられます。 一般的に「老後生活」というと、定年退職後の60歳から自分が亡くなるまでの生活を指します。 そして、老後生活のライフステージは、60歳代・70歳代・80歳代というように年代ごとに分けられます。大まかに「60歳代」と「それ以降の年代」の2つに分けて、適切なお金の使い方を見ていきましょう。 ●60歳代でのお金の使い方 当然、老後生活のなかで最も若い年代は60歳代です。よって、60歳代に旅行や食事といった体験型のサービスにお金を使うのがおすすめです。もしくは、チャレンジしてみたかった仕事を始めてみるのもよいでしょう。 60歳代であれば、まだまだ健康に生きられる人、不自由なく動ける人が多く、今までできなかったようなことが存分に楽しめます。 ●70歳代以降でのお金の使い方 70歳代に突入すると、仕事から完全にリタイアする準備に入っていきます。また、医療や介護といったところにかかるお金が増えていきます。健康に投資するようなお金の使い方をしていくのが大切です。 同時に、毎月の生活費は年金や貯蓄の取り崩しで賄っていくことになります。貯蓄が多すぎると、自分が亡くなったときに遺産や相続税といったことでトラブルが起こる可能性があります。 遺産・相続対策のような終活にお金を使っていくことも検討するとよいでしょう。 参考までに、70歳代・二人以上世帯の貯蓄額は平均が1757万円・中央値が700万円となっています。
まとめにかえて
老後生活の歩み方は人それぞれです。また、老後への備えをどれだけ用意できるかも、人によって異なるでしょう。しかし、老後資産がいくらあろうともったいない買い物は今後の生活を苦しめる要因になる可能性があります。 適切なお金の使い方を知り、いつまでも充実した生活を送れるよう、慎重に買い物する習慣を身につけましょう。
参考資料
・消費者庁「「令和4年度消費者意識基本調査」の結果について」 ・金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」
石上 ユウキ