【京王杯SC】ウインマーベルがゴール前の大接戦を制し重賞4勝目! 松山弘平騎手「しぶとく差し返してくれて本当に強い競馬をしてくれたと思います」
5月11日の東京11Rで行われた第69回京王杯スプリングカップ(4歳以上オープン、別定、GⅡ、芝1400メートル、15頭立て、1着賞金=5900万円)は、松山弘平騎手の1番人気ウインマーベル(牡5歳、美浦・深山雅史厩舎)が好位追走から直線で抜け出し、最後方から追い込んできたレッドモンレーヴ(2番人気)にいったんは並ばれながらも、勝負根性を見せてゴール前のきわどい首の上げ下げをハナ差制し重賞4勝目を挙げた。タイムは1分19秒7(良)。 2着からさらに2馬身遅れた3着にスズハローム(8番人気)が入った。 京王杯SCを勝ったウインマーベルは、父アイルハヴアナザー、母コスモマーベラス、母の父フジキセキという血統。北海道新冠町・コスモヴューファームの生産馬で、馬主は(株)ウイン。通算成績は23戦7勝。重賞は2022年葵S(GⅢ)、23年阪神C(GⅡ)、今年の阪急杯(GⅢ)に次いで4勝目。深山雅史調教師、松山弘平騎手ともに京王杯SCは初勝利。 ◆松山弘平騎手(1着 ウインマーベル)「いったん交わされたと思いましたが、マーベル自身が最後まで頑張ってくれました。外枠でしたが、他にも前に行きたい馬が外枠にいて、並び的には悪くないと思っていました。スタートも良かったですし、前を見ながらしっかり自分の取りたいポジションで競馬ができました。手応えも良かったですし、追ってからもしっかり反応してくれました。切れ脚は2着馬のほうが上でしたが、しぶとく差し返してくれて、本当に強い競馬をしてくれたと思います。よく勝ち切ってくれました。去年は2着で悔しい思いをしましたが、しっかり勝ち切ってくれてすごく成長を感じますし、まだまだこれからやれる馬だと思うので、次もしっかり頑張ってくれると思います」