【医療ミス】「県立静岡がんセンター」で腸閉そく手術の判断誤り70代男性患者死亡も解決金前提に遺族と和解
Daiichi-TV(静岡第一テレビ)
「県立静岡がんセンター」は腸閉そくの手術をした男性患者が病院の判断ミスにより死亡し、遺族に4000万円を支払うことで和解したと発表しました。 (県庁・病院側の会見) 「申し訳ありませんでした」 医療事故により死亡したのは、腸閉そくのため静岡・長泉町の「県立静岡がんセンター」に入院していた県東部の70代の男性患者です。 病院によりますと男性患者は、2022年9月、手術時に行った麻酔により気管内に胃液などの多量のおうと物が溜まってしまい、その後も手術を続行したことで呼吸状態が悪化して死亡したということです。 13日の会見で病院は、「臨時の手術だったため、事前に麻酔の導入方法について議論しなかったこと」や、「気管におうと物が入っていないと 判断を誤り続行したこと」などが原因と説明しています。 病院側は、解決金約4000万円を遺族に支払う議案を県議会6月定例会に提出する予定で、議案の可決を条件に、遺族と和解したということです。