雪が積もる…車のワイパーは「立てた方が良い?」 JAFに聞くと…「立てない方が良い場合もある」 凍ってしまったフロントガラスを熱湯を使って解かすのもNG
今季一番の寒気が流れ込んでいて、各地で大雪となっています。 山陰でも11日昼前にかけて大雪となる見込みで、雪雲が現在の予想以上に発達した場合には、警報級の大雪となる可能性があります。 こうした積雪が予想される際には、駐車している車のワイパーを立てている様子をよく見かけます。しかしJAFに聞くと、実は立てない方が良いケースもあるというのです。 【写真を見る】雪が積もる…車のワイパーは「立てた方が良い?」 JAFに聞くと…「立てない方が良い場合もある」 凍ってしまったフロントガラスを熱湯を使って解かすのもNG 雪が積もる前にワイパーは立てておいた方が良い。これは本当なのでしょうか。JAFの担当者に聞きました。 JAF鳥取支部 担当者 「基本的には立てておいた方が良いです。車によってはワイパーが立たないものもありますが、ワイパーが寝た状態になっていると、フロント部分の雪下ろしがしにくいというのがあります。 そして、フロントガラスとワイパーが凍って張り付いてしまい動かなくなるケースもあるので、立てておいた方が安心です」 一方で、積雪時にワイパーを「立てない方が良い」ケースもあるということです。どういう時は立てない方が良いのでしょうか? JAF鳥取支部 担当者 「ワイパーの長さは車によって様々ですが、このワイパーを立てた時の高さを超えてくるほどの積雪が予想される場合は立てない方が良いです。 車の屋根から大量の雪が一気に滑り落ちてきた場合は、ワイパーが折れ曲がってしまうというケースもあります」 長時間、車に乗ることがなく、ワイパーを立てた時の高さを超えるような積雪が予想される場合は立てない方が良いケースもあるため、最新の気象情報を確認するようにしてほしいとしています。 そして、可能であればこまめに車の雪下ろしをすることが大切だということです。 また、冷え込みが厳しい朝、通勤時など急いでいる際に、凍ってしまったフロントガラスを熱湯を使って解かすような行為、これはNGです。 JAF鳥取支部 担当者 「ぬるま湯であればある程度は大丈夫だと思いますが、熱湯をフロントガラスにかけると、急激な温度変化によってガラスがいたみ、最悪の場合割れてしまうこともあります。 くもりを取り除く『デフロスター』や『デフォッガー』を運転前に起動させたり、解氷スプレーをあらかじめ購入し備えておいたりするのが安全です」
時間に追われて、焦ってしまうと誤った行動をしてしまいがちです。最新の気象情報をチェックして、事前の準備をしっかりしておくことが大切です。
山陰放送