「六輪駆動」のハイパーSUV、525馬力のV8搭載 装備盛り盛りのゴツすぎ「ランドローバー」登場
ディフェンダー110向け改造キット
米国フロリダ州を拠点とするチューニング会社、アポカリプス(Apocalypse)社が、ランドローバー・ディフェンダーをベースとする新型の六輪駆動車「ワールドエンダー(World Ender)」を公開した。 【写真】英国のハンサムSUVが「筋骨隆々」の六輪トラックに!【アポカリプス社の「ワールドエンダー」を写真で見る】 (5枚) 標準のディフェンダー110に、ピックアップトラックの荷台と2番目のリアアクスルを追加するカスタマイズ・キットだ。その他、フロントフェンダー・エクステンション、ルーフラック、そして「カウ・キラー」と呼ばれるブルバーが装着される。 下部のスキッドプレートがフロントアクスルを石や枝などの破片から保護する。 20インチのスチールホイールと巨大なオールテレーンタイヤも特徴的だ。エアサスペンションはアポカリプス社が独自に開発したもので、最大203mmの地上高を確保することができる。 JLR(ジャガー・ランドローバー)のスーパーチャージャー付き5.0L V8エンジンを搭載し、最高出力525psと最大トルク63.7kg-mを発生。新しいトランスミッションを介して六輪すべてを駆動する。後輪駆動モードへの切り替えも可能だ。 アポカリプス社の最高経営責任者(CEO)であるジョセフ・ガッタス氏は、ワールドエンダーについて「メルセデスのGクラス6x6を打ち負かす」ことを目指したと語っている。 ワールドエンダーの価格は37万4999ドル(約5400万円)から。 現行型ディフェンダーを六輪車に改造するのはまだ実例が少ないが、旧型ディフェンダーにおいてはランドローバー自身が六輪駆動バージョンを開発し、消防車や軍用トラックとして少数を販売していた。
チャーリー・マーティン(執筆) 林汰久也(翻訳)